ホーム » 小説 » 小説/あ行 » 生きのびるやつ(スティーブン・キング)

166 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/28(月) 21:21:58
自分を食べる話で思い出した、頻出だろうけどS.キングの「生き延びるやつ」

腕のいい外科医が、海難事故で無人島に流れ着く。
一緒に流れ着いた荷物の中に食料品はなく、粗末なナイフや大量の酒、
そして密輸品だったであろう大量の麻薬。
取り合えず生きながらえたことに安堵するも、すぐに飢えに悩まされる。
粗末な武器では大した獲物も取れず、そうこうするうちに外科医は足を怪我してしまう。
酒で消毒し、なんとか処置するが、足は次第に腐敗していく。
なんとかしなければ毒素が全身に回って死ぬことは明らかだった。
外科医はプライドも野心も人並み以上だった。こんなところで死んでたまるか。
自分は生き延びてここから脱出し、成功を収めるべきエリートなのだ。

外科医は自らの足を切断することに決め、酒を消毒薬、麻薬を麻酔薬代わりに
粗末なナイフを使ってなんとか切断手術を終えた。
痛みにうなされ、酒と麻薬でそれを誤魔化しているうちに、食べ物への渇望が頭をもたげる。
目の前にはたっぷりと肉のついた自分の足がある。
誘惑に負け、外科医は自分の切り落とした足を食べた。
麻薬と酒で、外科医の精神は次第に崩壊していく。
足などなくても、自分にはこの指さえあれば外科医としてやっていける。
足などより、今生き延びる方が先決だ。朦朧とした意識の中で、
残ったもう片方の足も切り落として、食料にしてしまう。
麻薬中毒、アルコール中毒でほぼ廃人状態となった外科医は、とうとう自分の指先をかじり始める。
「俺の指先はフィンガー・ビスケットの味がする」


167 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/28(月) 23:49:15
うーん、最後の一行で笑い話になってしまっているような気もする。>>166

 

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