世にも奇妙な物語/「23歳の老人」

50 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/09(月) 21:27:56
むかし世にも奇妙な物語で見た話。

主人公は大学生くらいの若い男。
彼は老人の姿で電車に乗り、周囲がどう対応するかなどの実験を行っていた。
顔には、医者が作った精巧な老人の仮面(皮?)を特殊な接着剤で張り付けて
(ちなみにその接着剤は、これまた特殊な薬を使わないと剥がれない)
身体にも、老人と同じくらいにしか動けないように重りを付ける。

傍から見ると、彼の姿は完全に老人に見える。
その姿で電車に乗り込むが、混んでいる車内では誰も老人の彼に席を譲ろうとしない。
それどころか「老人は邪魔だ」と冷たい目で見られてしまう。

ある日、彼は老人の姿のまま地下鉄の階段から転げ落ちて気絶してしまう。
目が覚めるとそこは病院。
自分の顔を鏡で見た彼は、自分がまだ老人の仮面を付けたままである事に気付く。
「早く仮面を剥がさないと」
彼は仮面を剥がすための薬を探しに、病室を出て病院内を歩き回る。

しかし、ようやくその薬を見つけて顔に振りかけても仮面は剥がれない。
不思議に思った彼だが、次の瞬間、気付いてしまう。
これは仮面ではなく、本物の自分の顔なのだと。

彼は事故の後60年ほど眠り続けて、本物の老人になってしまっていたのだった。
おわり。

10年くらい前に見たきりなのであちこち間違っているかもしれませんが
おおまかな流れはこんな感じだったはず…
オチにゾッとしてしまって、リアルで見た当時からずっと忘れられない


57 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/09(月) 22:35:51
>>50
乙です。
確かスマップの中居君が主役のやつだよね。
世にも奇妙な物語と言えば、昔の方が面白い気がするのが個人的には残念。
単に自分が年を取ったせいかも知れんけどw

58 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/09(月) 23:02:43
>>50
スマップの仲居が主人公やってたやつだね
自分が覚えてる部分で補足してみると

主人公はあるときフと
「今の俺はジジイなんだしボケたことにすりゃ何でもできるんじゃね?」
という考えに至り、宝石店で盗みを働こうとする
しかし盗みはすぐにバレてしまい
老人の姿のまま逃走を試みるも↓

>ある日、彼は老人の姿のまま地下鉄の階段から転げ落ちて気絶してしまう。
>目が覚めるとそこは病院。
>自分の顔を鏡で見た彼は、自分がまだ老人の仮面を付けたままである事に気付く。
>「早く仮面を剥がさないと」
>彼は仮面を剥がすための薬を探しに、病室を出て病院内を歩き回る。

>しかし、ようやくその薬を見つけて顔に振りかけても仮面は剥がれない。
>不思議に思った彼だが、次の瞬間、気付いてしまう。
>これは仮面ではなく、本物の自分の顔なのだと。

まぁ自業自得だけど60年の月日は盗みの対価にしてはデカすぎる


59 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/09(月) 23:29:00
仮面はだれが取ってくれたんだろ

61 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/10(火) 00:01:08
>>59
医者が外したんじゃないかな?
それを言ってしまうと60年も寝ていた人間は自力で起き上がる事すら
出来ないんじゃねぇの?w
といった話になるので。
ここはまあ、「こまけえこたあいいんだよ(AA略」って事でw

69 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/10(火) 02:16:51
>>58
補足ありがとう
主人公の性格を全く覚えてなかったんだけど、やっぱりちょっと悪い奴だったのか
見方によっては後味の良い話なのかもしれないな…確かに対価がでかすぎるけど

>>61
書きながら同じこと思ったw

 

1999年のゲーム・キッズ(下) (星海社文庫)(原作収録)
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