ぼくらの(鬼頭莫宏)

653 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/26(木) 23:10:51
『ぼくらの』
漫画。アニメは中途半端だった。

海辺の自然学校に来ていた15人の少年少女(中学生14人。小学生が1人)は、
洞窟の中で出会った男に誘われ、ゲームをすることになる。
そのゲームはロボットで15体の敵を倒して地球を守るという内容だったが、
少年少女たちは本物のロボット「ジ・アース」で本物の敵と戦わされる事になる。
少年少女が負ければその瞬間に少年少女の暮らす地球は本当に消滅るす。(後に宇宙そのものが消えると判明する)
ゲームへの参加前に契約させられていた少年少女は、ゲームから降りることは許されず、強制参加させられる。
二戦目で判明するのだが、ジ・アースを動かすのに必要な物は生命エネルギーであり、
少年少女達は一戦につき一人死亡していく(一戦目の死者は事故死と間違えられた)
負ければ宇宙が消え、戦って勝っても必ず自分が死ぬというルールに契約者達は苦しみ、そして死んでいった。

物語が進むにつれ、少年達が戦ってきた敵は
実はジ・アースと同じような有人ロボットであり、中に人間が乗っていることが分かる。
さらに、敵のロボットは平行世界からやてきており、敵も自分達の宇宙(平行世界)を守るために
同じ条件で無理やり戦わせられていたことが分かる。
(これに関して漫画版では「自然現象」と語られているが、
 アニメ版では「平行世界によって増えすぎた宇宙の剪定」と説明されていた)

他の契約者が全員死に、最後の一人になった少年は
最後の敵と戦うことになるのだが、その戦いの場所は平行世界側であった。
これから自分が勝てば消える世界であるとはいえ、少年は平行世界の街を戦闘で破壊してしまうことを懸念するのだが、
相手のロボットは地上の街や市民などお構いなしで(むしろ壊したいかのように)戦いを挑んでくる。
少年は激戦の末に相手のコックピットを引きずり出す(相手パイロットの殺害が勝利条件)


654 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/26(木) 23:11:45
コックピットを破壊しようとするが、相手側の仕掛けた罠にかかり、敵のパイロットを逃がしてしまう。
(このゲームに関わった者は空間移動能力が使える。本来は戦闘中は使えないルールだが、出し抜かれた)
戦闘は二日以内に終わらせないと双方の宇宙が消滅するルールであり、
それまでに地球上のどこかにいる敵を見つけ出して殺す必要があった。
少年は、敵を見つけ出して殺すたった一つの方法に気が付いてしまう。
それは、この平行世界の全人類を抹殺することであった。
ジ・アースには生命エネルギーを感知する機能が備わっており、
それによって浮かび上がった光の粒(人間の生命エネルギー)を少年はしらみ潰しに消していく。
殺戮の最中、少年は自分が虐待していた妹のうずくまった姿が脳裏にフラッシュバックし、嘔吐してしまう。

妹を生んですぐに母は死んだ。少年は幼い頃から妹を虐待するようになり、
周りからは「妹のせいで母が死んだと思っている」と言われていたが、
「自分を残して死んだ母が憎く、母に瓜二つの妹が憎い」というのが少年の本音であった。
しかし実際には少年は妹の家に引き取られた養子であり、少年本人だけがその事実を知らされてなかった。
事実を知っている妹は「兄が本当に一人ぼっちになってしまうから」と、
兄に事実を告げずに虐待に耐え続け、側に居続けた。
少年はそんな妹との「血の繋がり」に甘えて虐待し続けていた。妹は契約者の一人として戦って死ぬ。
妹は生前に少年のために少年の実母を探していたが、実母はジ・アースの戦闘中に死亡する。
少年は妹と実母の死後、死んだ女性が実母であったと知った。
その後、再婚していた実母の子である実の妹を遠くから見る

少年は吐きながらも二日間ぶっ続けで殺戮を続け、平行世界の全人類を抹殺し終える。
少年は元の世界に居る実の妹の姿を思い浮かべ、最後に15人の契約者達の姿を思い浮かべながら死ぬ。


662 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/27(金) 02:08:42
>>653
妹が母親と似ているって設定はないよ。
最終的には爽やかなハッピーエンドなんだけど、最終戦のエピソードは後味悪かったなー

685 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/27(金) 18:05:46
>>662
あれは他のメンバーのエピソードも後味悪くねーか?
特にチズとかゲロみたいで嫌い。死ねばいいのに
うろ覚えだが

ワク:
いかにも少年漫画の主人公っぽい熱血少年。一番最初にジアースを操縦する。
戦闘後にジアースの上(高さ400mくらい?)で気持ち良く叫んでいると、
15人のメンバーの一人であるウシロに「お前恥ずかしいんだよ」と軽く小突かれたらそのまま落下。
ウシロは「俺は軽く押しただけだ!」と自己弁護する

コダマ:
ワクの死を見下していた。
自分は選ばれた存在だと思っており、ジアースを操縦して街や避難民を平然と踏み潰す
しかし、誰よりも尊敬していた父を戦闘中に潰してしまい、
戦闘後に「父さんが死ぬはずがない」と泣きながら死亡。ジアースに乗ると死ぬと判明する

ナカマ:
空気キャラ。母が売春婦なので学校で虐められていたが、ジアースの戦闘時には虐めっ子を助けた

カコ:
ジアースに乗ると死ぬと分かって錯乱し、さらに自分が次の戦闘で戦わねばならないと決まると精神を病む
どうせ死ぬならと、メンバーの一人のチズを「減るもんじゃない」と言って
レイープしようとするが未遂(アニメでは突き飛ばされて死亡)
その後ジアースに乗って敵前逃亡。街を踏み潰しながら逃げ、
メンバーの一人のキリエから「足速いよね」と言われてキレる
キリエに馬乗りで殴りかかるが、チズに横からナイフで刺されて死亡
(戦闘中は他のメンバーもコックピット内に同席している)

チズ:
カコを刺し殺した美少女。カコが戦うはずだた敵の相手を引き継ぐ。
好きだった教師と性的関係であったが、
教師の手引きで教師の友人数名にレイーポされ、写真を撮られて脅されていた
敵を前にして戦わず、自分をレイーポした男達をジアースの機能で見付け出して家族ごと殺していく。
最後に教師を殺そうとするが、教師がチズの姉と付き合っていると知り、
姉が教師を庇う姿を見て殺害を諦める(教師はお咎め無し)
戦闘後にお腹を抱えながら死亡。死と同時に残りのメンバーの人数を示していた光が二つ同時に消える。
実はチズは妊娠していて、そのお腹の子がメンバーとしてカウントされていたことが分かる
チズのお腹の子の死によってメンバーの内の誰かが最初の契約をしていないことが分かり、
そいつが自分達を陥れて契約させたのではないかとメンバー同士で疑心暗鬼になる


688 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/27(金) 18:20:21
>>685続き
ダイチ:
「家族のためなら死ねる」と豪語していた。
父が失踪し、親戚の家に引き取られることになったが、父の帰還を信じ、
父の帰る場所を守るために父の家で三人の弟妹達をバイトで養って暮らしていた
最後に弟妹のを遊園地に連れて行こうとしていたが、その予定日の前日に敵が現れる
ダイチは弟妹だけを避難させると、長女に「必ず帰ってくる」と嘘の約束をするが、
長女は「お父さんのように帰ってこなくなる」と泣き止ようとする
ダイチは市民の避難が終わるまでギリギリ時間を稼ぎ、
機体の装甲を犠牲にしながらも街や遊園地が破壊されないように戦った
ダイチの希望によりダイチの死体は隠され、妹達は遊園地の入り口で
「お兄ちゃんは私達を置き去りにしてなんかいないよね?」と不安を抱きながらダイチの帰りを待ち続ける

モジ:
最初ジアースを見た時に恋敵の親友(病人)の暗殺を考えるが(事故死なら存在が薄れると考えた)、
自分の死後に自分の臓器が親友に移植されるように計らう
勘が鋭く、敵ロボットにも人間が乗っていることに一早く気付く

マキ:
ボーイッシュな少女。もうすぐ弟が生まれる予定で、生まれてくる弟を抱けないことを悲観する
戦闘後、ジアースの機能で弟の生命エネルギーの誕生を察知し、弟を腕に抱く夢を見ながら死ぬ
マキの戦闘では敵がやって来るのではなく、ジアースが平行世界「アウェイ」へと飛ばされる
これによって平行世界同士の戦いであることが分かる。
自分達を守るために他の宇宙を消していいのかと迷う者も出てくる


689 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/27(金) 18:21:45
>>688
キリエ:
カコの友人で虐められっ子。生への執着が無く、この世に未練が無いので戦わないと言い出す
従姉が自殺未遂を繰り返しており、幼い頃から従姉と仲が良かったキリエは、
従姉を自殺にまで追い込むような世界に価値を見出せずにいた
最終的に戦う気になるが、なんと戦闘シーンがカットされた

コモ:
空気二号。敵搭乗者はロボットの戦闘による被災者の遺族により娘を殺されており、
自分の世界に未練が無いので戦闘前に逃げてしまう
コモが敵搭乗者の娘と似ている(または同い年?)ことを餌に敵搭乗者を誘き出してぶっ殺す。その後コモは死亡
この時、敵搭乗者に見せるために全国ネットでコモがジアースの搭乗者だと公開したため、
世間はコモとコモの家族をバッシングし、コモの実家は放火される(コモが死んでいることは関係者以外知らない)

アンコ:
アイドル志願の少女。
コモの汚名を晴らし、世間のジアース批判を無くすために自身やジアースの情報を公開する
戦闘中に敵の攻撃がコックピットまで貫通し、片足が吹っ飛んだ状態で戦った。
(ジアースに乗ると死ぬことはある事情により伏せている)
その悲痛な映像を公開したため、世間のジアースへの批判は和らぐ


691 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/27(金) 18:33:07
>>689
カンジ:
根暗で友達がいないウシロの唯一の親友。カンジが次に戦うと決まり、敵との戦いへ向かう直前に
ウシロから「実は一人だけ契約してないのって俺なんだ」と告白されて拍子抜けする
カンジの去り際に、ウシロは「契約していない俺が今までこの戦い同行してきたのは、
ワクのことだくじゃなく、お前のこともあったからだ…」と言い、それを聞いたカンジは涙ぐむ
母が設計し、自殺したビルをジアースで破壊する気でいたが、結果的にビルを守って戦う。
母が自殺したビルの屋上で死ぬ

カナ:
メンバー内で唯一の小学生で、ウシロの妹。
初めはウシロの妨害によりゲームへの契約が出来ていなかったが、
本物のロボットで戦わないといけないと知ると、ウシロを心配して後から自分も契約してしまっていた
ウシロの本当の母を捜していたが、カナの戦闘中にウシロの母が潰されて死ぬ

マチ:
自然学校で自分を含めた15人の少年少女が契約するように仕組んだ張本人の少女
実は平行世界の人間であり、マチの兄はかつてロボットの操縦者として契約されてしまっており、
結果的に勝ち抜いて世界を守るのだが、マチの兄は「コエムシ」という他の世界での戦いの
進行役を勤めさせられ、ジアースとその契約者の管理を任される
兄を心配して同行していたマチは、最終的にこの戦いでマチ自身も契約してジアースで戦う決意をする
ウシロとマチの兄は似ている(性格が悪い的な意味で)らしく、
マチはウシロに引かれるようになり、自分が戦う前日にウシロに告白する
しかし、その少し後に他国の工作員によってマチは頭部に銃弾を受ける(他国の目的は不明)
遅れて助けに来たコエムシにウシロは「今までどこに居た?」と非難するが、
コエムシは「お前らの会話が聞くに堪えなかった」と答えた
マチは植物状態になり、ジアースに乗れなくなるが、
敵が来たとしても搭乗者の変更はできないため、コエムシが自らの手でマチを殺す

ウシロ:
本当は契約していなかったが、最終的に契約して戦う
それまでは妹以外の他人に暴力をふるったことが無く、
プレッシャーで劣勢になるが、敵のコックピットを引きずり出す
結果的に平行世界の全人類を直接残滅するという一番嫌な役を押し付けられてゲロる
ウシロの乗ったジアースの姿は平行世界のテレビで中継され、悪魔のように見え恐れられる


686 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/27(金) 18:12:23
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( ゚д゚)ポカーン

いや、マジであらすじみたいんだけど…

 

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テレビアニメ『ぼくらの』DVD Vol.1(全8巻)
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