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701 名前:本当にあった怖い名無し :2010/10/02(土) 11:33:19
中島らもの小説、「人体模型の夜」の中の一編「邪眼」

主人公は仕事の都合により、夫婦でインドネシアに移り住む。
家政婦を雇っての優雅な暮らし。現地で気さくなアメリカ人、アレックスと知り合い親友になったり、
妻が妊娠したりと順風満帆な生活だった。

しかし、現地人の年老いた家政婦が妙なことを言い出した。
「奥様の中には悪魔がいます。」

主人公は苦笑いを浮かべた。現地の人々はやたらと迷信深い。
見る人を不幸にする「邪眼」それは青い目をしているそうだ。
外国人への差別、嫉妬、そういったものがない交ぜになっているのだろう。

やがて主人公は家政婦の視線に恐怖を覚えるようになり、クビを言い渡した。
主人公は気だての優しい妻がかばい立てしないことを不思議に思うが、
その冷ややかな視線は、妊娠で気が立っているのだろうと思う。


702 名前:本当にあった怖い名無し :2010/10/02(土) 11:42:33
やがて妻は出産を迎える。
別室で待っていた主人公は、赤ん坊の異様な泣き声を聞く。
急いで駆けつけると、あの家政婦が、赤ん坊の目を縫い付けていた。

家政婦は悲しそうな声でこう言った。
「旦那様、この子はやはり災いを招く存在でした。今なら間に合います。」
主人公は家政婦を押しのけ、赤ん坊を取り返した。幸い、一針しか縫われていない。
家政婦の目が一瞬、青く光ったように見え、主人公は身震いする。
しかし、そのくぼんだ目は深い悲しみをたたえているだけだった。

不意に赤ん坊が目を開けた。その瞳は、青空のような深いブルーだった。
そう、アレックスと同じに…。

手元に本が無く記憶だけで書いたので、細かい所間違えているかも。


703 名前:本当にあった怖い名無し :2010/10/02(土) 12:15:36
予想通りのオチだ

704 名前:本当にあった怖い名無し :2010/10/02(土) 12:39:38
>>701
簡潔にすればアメジョになりそうな話だな

705 名前:本当にあった怖い名無し :2010/10/02(土) 12:58:29
一応マジレスすると、青い瞳は劣性遺伝なので妻も青い瞳の遺伝子を持ってないと子供には遺伝しない

 

人体模型の夜 (集英社文庫)
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