新・京都迷宮案内/第10シリーズ第3話「母を待つ少女の秘密… 誕生日に秘められた謎!!」

816 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/08(月) 13:30:08
ドラマなんだけど、再放送で見た京都迷宮案内が何の救いも無くて鬱だった。
うろ覚えだから詳細は違ってるかもしれない。

ある冬の夜、主人公の勤める新聞社の上司(女性)が帰宅途中に一人の女の子を見かける。
寒空の下、薄着で立っている小学校低学年ぐらいの女の子。
異様に思った上司は女の子を親の元へ連れて行くが、母親は「躾だった」と言う。
母親は女手一つで二人の子を育てていて、「しっかり者のいい母親」と周りから見られている。

上司はその女の子を気にかけるようになり、一緒に遊んだり動物園に連れて行ったりする。
その中でシャドーボクシングをして「嫌だと思ったら、大人でも叩いちゃいなさい」と教える。
ある日、上司と主人公は母親から女の子の誕生パーティーに誘われる。
表面的には仲のよさそうな親子。しかし、女の子の姉が隠れて主人公に告げ口する。

「本当は妹の誕生日なんかじゃないの」

母親に対して疑念を深める二人。
何とか女の子を救いたいと思う上司と、下手に深追いしないほうがいいという主人公。
虐待してる確証が無い以上、決定的な手を打つことができない。


817 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/08(月) 13:32:44
またある日、上司は母親が姉妹に万引きをさせている現場を目撃してしまう。
商品を盗ってこなかったことで、女の子を叩く母親。姉は妹をかばうことも無く見てるだけ。
さらに追いかける上司の目の前で、女の子を車から突き落とす。急な石段を転がり落ちていく女の子。

運び込まれた病院に母親が女の子を引き取りに来る。
虐待の事実を知る上司は「あなたにこの子は渡せない、警察に通報する」と詰め寄るが、
いい母親の仮面をかぶった彼女は警察も丸め込んでいた。
母親に連れられ、病院から出ようとする女の子に上司は
「がまんしなくていいの。あんなこと本当は嫌なんでしょう?私たちのところにおいで」と言う。
拳を握り締める女の子。

だが、その小さな手が叩いたのは上司だった。

親子はそのまま姿を消し、もぬけの空となったアパートには女の子の座っていた椅子だけが残されていた。
自分の無力さに打ちひしがれる上司、で幕。

小さい子供が石段落ちのインパクトもすごかったけど、外面は完璧にいい親を演じきった母親のクズさと
それでも母親を慕って、逃げるチャンスを潰してしまった女の子にいたたまれなくなった。
引っ越した先でも母親は同じ事を繰り返して、姉妹はもう逃げられないんだろうな、と思うと鬱。