秘密情報部 トーチウッド/シーズン1第3話「亡霊たちの街」

11 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/15(水) 20:03:52
イギリスのドラマ「トーチウッド」から、後味が悪いと思ったエピソードを一つ。
うろおぼえだから色々間違ってるかも。

12 名前:トーチウッド1/3 :2010/12/15(水) 20:05:47
エイリアンや超常現象から世界を守る秘密の組織トーチウッド。
オーバーテクノロジーを回収することも彼等の活動の一環である。
今日も今日とて一般人が所持しているという情報をたよりに、
オーバーテクノロジーの奪取に成功したトーチウッドであった。

だが、奪取の際オーバーテクノロジーを直接手に持った隊員1(女)に異変が生じる。
手の上のオー(ryが突如光を放ったかと思えば隊員1は見知らぬ場所に居た。
正確には見知らぬ場所ではない。隊員1が居たのは同じ場所の過去であった。
さらに厳密に言えば居たという表現も間違いであろう。過去を追体験したのだ。
それは光景が見えるだけでなく、そこに居る人物の感情まで追体験できるものであった。

全てのオー(ryは原則として隊員でさえ行使することは許されていない。
だがオー(ryの機能がわかった隊員達は面白がってオー(ryを乱用していた。
そんなあるときである。

隊員2(男)は過去にあった強姦殺人の一場面を被害者の視点で追体験してしまう。
男性でありながらも隊員2は被害者の女性が感じた痛みや恐怖…全てを共有した。
隊員2は他の隊員の制止も聞かず憤りの感情に任せて犯人を捜し始める。
数十年前の出来事であったが犯行があった場所と内容からすぐにその事件は特定できた。
そして犯人の男が未だに見付かっていないということも。
追体験で犯人はあだ名でしか呼ばれず住所はおろか本名もわからなかったが、
地道な捜査を続けとうとう名前と住所を割り出すことに成功する。
犯人の住所を訪ねると住んでいたのは老人だったが、
事件のことを訪ねた時のうろたえようから犯人であることがわかった。
事件から数十年が経った今も犯人は生きていたのだ。
隊員2の足は自然と犯人のもとへ向かっていた。
もはや隊員2を止められる者は居なかった。


13 名前:トーチウッド2/3 :2010/12/15(水) 20:06:58
同じころ隊員1をはじめとする他の隊員達は、
例のオー(ryを所持していた一般人を追っていた。
彼からオー(ryの情報を聞き出すためであったが、
彼がもう一つのオー(ryも所持していることが判明し押収する。
そのオー(ryは例のオー(ryと対を成すものであり未来を見ることができた。
「悪いことは言わない。見ないほうがいい。」
未来で自分が死ぬ光景を見たと一般人は言うが、
それでも隊員1は好奇心からオー(ryを使ってしまうのであった。

隊員1が見た未来は凄惨なものであった。
ナイフを持ち、胸元が血まみれになった自分が涙を流しながら、
過去の自分へ向かって助けを求めているのである。
「隊員2がナイフを持ってて、止めようとして、気が付いたら…
 助けて。過去の私。お願い助けて…」
殺人を犯しながら逮捕されることもなく数十年間を過ごした犯人。
隊員2が殺意を抱かないはずはなかった。
きっと隊員2の復讐を止めようとして隊員1は死ぬのだろう。
しかし見えた光景は未来の一つの可能性でしかない。
そう信じて隊員1の未来を変えるためトーチウッドは犯人の家へ向かう。
一般人は自分の死にすっかり怯えていたためトーチウッドの基地にかくまわれた。

しかしその推測は外れていた。
隊員2は怒りで我を忘れそうになってはいたが殺人まで犯す気はなかった。
新たに殺人を犯そうとしていたのは犯人であった。

話は過去にさかのぼる。
オー(ryを所持していた一般人の男は子悪党だった。
これまでにも万引きや小額の借金の踏み倒しなど小さな悪事をいくつも働いており、
オー(ryを手に入れてからは他人の誰にも知られたくないような過去を利用して、
複数の人間から小額の金銭を強請り取ったりしていた。
その中に犯人も居たのである。


14 名前:トーチウッド3/3 :2010/12/15(水) 20:08:18
犯人は一銭も渡さず一般人を追い出したが酷く動揺した。
事件があった当時ですら証拠がなかった事件の詳細を何故か一般人が知っていたのである。
その後更に犯人しか知らない筈の事件の詳細を知っている男(隊員2)が現れた。
二人とも金を要求しているに違いない。知っているのはこの二人だけではないかもしれない。
犯人の精神はもはや限界に達していた。
金銭を受け取るため一般人は犯人の家に自宅の住所を書いたメモを置いてきていた。
ナイフを持った犯人は一般人の住む家に向かってゆっくりと歩き出した。

そしてトーチウッドは犯人と遭遇する。
女性隊員が説得のため言葉を発した途端に犯人は激怒した。
「女は黙ってろ!女は俺を目の仇にしてきた!数十年間ずっとだ!」
もみ合いになりナイフは偶然にも隊員2の手に渡る。
勢いで犯人を殺してしまいそうになる隊員2。
だがそこで隊員1がナイフを奪い取り事なきを得た。
やはり見えた未来は可能性の一つでしかなかったのだ。
そう安堵している隊員1の胸をめがけて。犯人は突っ込んできた。

犯人は以前から正気ではなかった。
証拠不十分で逮捕はされなかったが周囲の女性達から疑いの目を向けられ続けていたのか、
あるいはいつ自分の犯行が明るみに出るともわからぬ不安からあらぬ幻を見ていたのか。
対人恐怖症、閉所恐怖症、暗所恐怖症、統合失調症など数々の精神病を発病。
一般人を殺すため外に出るまでは自宅に引き篭もって暮らしていた。
犯人は言う。
「俺は女の所為で今までずっと苦しめられてきたんだ。
 だから女にも俺と同じ苦しみをあじあわせてやる。ざまあみろ。」

犯人は笑みを浮かべながら隊員1の胸の中で息絶えた。
犯人の血に塗れ突如殺人という重い罪の意識に苛まれることになった隊員1は、
思わずあの言葉をつぶやいてしまっていた。

「隊員2がナイフを持ってて、止めようとして、気が付いたら…
 助けて。過去の私。お願い助けて…」


15 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/16(木) 00:41:26
トリックがあるという意味でミステリーみたいですね
後味は悪くない気がするけど
そんな事情じゃ罪には問われないだろうし

16 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/16(木) 05:47:07
どこまで本気な組織なのかわからないけど、
捜査とかしてるなら、危険があったり、危険を回避するために、
逆上した犯人を傷つけたり死なせたりする事くらいあるもんなんじゃないの?

21 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/16(木) 23:08:55
>>15
秘密の活動だから罪は問われてないんだけど、
その後数時間ずっと泣きっぱなしで隊長に慰められてたり、
殺人のショックでその後数日はろくに眠れなくなってたりして、
色々傷を引き摺ってる描写がその後も出て来て自分としては凄く後味が悪かった。

>>16
製作の趣味なのかイギリスの国民性なのかわからんけれども、
男も女も日本人もみんな感情的で子供みたいなんだよ。ついでに凄くエロい。
隊員2はとりわけ感情的で他のエピソードでもすぐにブチきれたりしてた。


22 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/17(金) 01:07:57
>>21
え、エロいの?
エロくて後わじのあるい話plz

23 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/17(金) 01:19:10
>>22
とりあえずちょっと落ち着こうかw

27 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/17(金) 14:36:31
トーチウッドは、視聴してる妹から

メンバー内で、彼氏持ちの女がリーダーとやっちゃって
その後彼氏と二人の時にコーヒーを淹れ、彼氏がそれを飲むのを確認して
女 「お願いがあるの。許すって言ってほしい」
彼氏「?何が?」
女 「リーダーと寝ちゃった」
彼氏「( ゚д゚)」
女 「今のコーヒーに、今言ったこと忘れる薬を入れてるの!薬が効く前に許すって言って!」
彼氏「(薬の作用で意識を失いながら)ビッチ…」

っていう話があったって聞いた。
あと女は強いのかビッチか、とにかくちょっとアレなのばっかりだとか
リーダーが彼女的なポジションに選んだのはけなげな青年だったとかなんとか
イギリスドラマってとんでもないなw


28 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/17(金) 16:23:34
>>27
>
リーダーが彼女的なポジションに選んだのはけなげな青年

物凄く観たくなりました

 

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