ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その119 » 告白(かわぐちかいじ)

600 名前:本当にあった怖い名無し :2011/01/16(日) 17:59:02
雪で思い出した。かわぐちかいじ・福本伸行『告白』
内容はもう全然覚えてないけど

雪山でイケメンとブサメンが吹雪によって遭難する。二人は親友だった
ブサメンは片足を骨折していて「俺はもう駄目だ」と嘆くが、イケメンはブサメンを必死に励ます
ブサメンは泣きながら「最後に俺の罪の告白を聞いてくれ」と言い、
ある女子大生殺人事件の犯人が自分であると明かした
しかし、ブサメンが罪を告白し終わった直後、イケメンは山小屋を発見する
イケメンは「俺たちは助かるんだ」と喜び、ブサメンを背負って山小屋へ向かうが、ブサメンは不穏な表情をしていた

イケメンはブサメンの告白に触れないようにしていたが、ブサメンは奇妙な顔でイケメンを睨むようになる
やがてイケメンは「ブサメンは告白を後悔していて、俺を殺す気なのではないか?」と疑心暗鬼になるが、
共に山小屋で過ごす内にブサメンへの疑いは晴れていった
しかし、イケメンはブサメンの不振な行動の裏側を読み、やはりブサメンが自分の命を狙っているのだという確信を持つ

とうとうブサメンは本性を露にし、包丁(鉈?)を手にイケメンに襲い掛かってくる
ブサメンは腹の底に溜めていた不満を爆発させ、イケメンへの怨みや妬みを明かした
高山病にかかって視力が衰えイケメンは、知略をめぐらせて山小屋の中を逃げ回り、救助が来る朝を待った
しかし、最終的にイケメンはブサメンとの知恵比べに負け、背後から首を絞められて絶体絶命の危機に陥る
イケメンは必死に「俺も告白することがある」と言い、命乞いをした
つづく


601 名前:本当にあった怖い名無し :2011/01/16(日) 18:00:14
『告白』つづき
実は、ブサメンが過去の犯罪で襲った被害者は、ブサメンに襲われた直後には生きており、
被害者にとどめを刺して殺したのはイケメンだった
被害者を消したかったイケメン(ゲス野郎)が、ブサメンの心を刺激して、罪を犯すように煽っていたのだった
(最初はイケメンが善人でブサメンが悪人と書かれていたが、ここでイケメンがゲス野郎でブサメンはむしろ犠牲者だと分かる)

ブサメンはイケメンの話を信用しようとしなかったが、ブサメンしか知りえないことをイケメンが知っていたことや、
イケメンが手を加えたことで起きた犯罪現場の矛盾から、イケメンが真犯人だったのだと理解した
ブサメンは「俺は殺していなかったんだ・・・」と呟き、イケメンの首から手を離すと
「安心しろ、お前の罪は誰にも言わないよ」と言った
ブサメンは遠くを眺め「俺は殺していなかったんだー!」と喜び叫び続けた

翌日、救助隊に救助されたイケメンは、救助隊員の質問に対し「生存者は僕一人です」と答えた
山小屋の裏の崖の下の雪の中に、頭に鉈の刺さったブサメンの死体が埋もれていた
終わり


621 名前:本当にあった怖い名無し :2011/01/17(月) 18:48:02
ちょっと俺の下手な文じゃ緊迫感とか表現できなかったけど、漫画は凄く面白かったよ
山小屋に到着して、疑心暗鬼になった主人公が身を守ろうと武器とか防具を探したらどこにも無くて、
実は先に物を隠していたブサメンは「前に来た登山者が持って帰ったんじゃないか?」って
しらばっくれてたりして、お互いに腹を探り合ったりしてた
視力が衰えた主人公が必死にそれを隠そうとして結局バレて、その直後にブサメンが武装して襲ってくるのが怖かったわ。
かまいたちの夜の美木本殺人鬼編みたいだった
福本の脚本とかわぐちの絵がお互いを活かし合ってて良かった

後味悪くないけど、同じくかわぐちと福本の『生存』っていう漫画も面白いよ
主人公は定年退職をむかえた男性で、15年前に娘が家出して音信不通で、妻に先立たれて天涯孤独
おまけにガンで余命半年を宣告されて、ガンだった妻の闘病生活を目の当たりにしていた主人公は
「自分は戦えない」みたいな感じで自殺を決意する
で、いざ首を吊ろうと縄に首をかけようとした瞬間に電話がかかって来て、
警察から「娘が白骨死体で見付かった」って知らされる
娘を殺した犯人の時効は残り半年で、あまりの偶然に「娘が犯人を見付けてくれと言っているのではないか?」って感じた主人公が、
残りの余命をかけて犯人を捜すって話

 

告白 コンフェッション (講談社漫画文庫)
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