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740 名前:本当にあった怖い名無し :2011/03/05(土) 02:11:37.80
阿刀田高の短篇集にはいってた話でタイトルは多分『海藻』

駄目人間Aが会社の金を使い込んでいた事が発覚し、それを埋め合わせる為Aの母親は親戚中から金を借りていた。
その事をAに詫びさせるため二人で船で田舎に向かう途中だった。
Aは酒に酔っていた上船酔いし甲板で吐いており母親はAを介抱していた。
突然大きな音がしてAは海へ放り出された。泳ぎには自信のあるAだったが、何故か体の自由がきかない。
海藻が絡まっているらしかった。
Aは無我夢中で手足を動かし海藻を蹴った。

目を覚ますとAは浜辺にいた。Aの乗っていた船は魚雷に触れて見る影もなく殆どの乗客は死んでしまったようだった。
Aは無事救出されたが母親の姿はない。
暫くしてAの母親の死体が発見された。岩にでもぶつかったのか
打ち傷が酷く二目と見れない姿だった。見ると手に何か握っている。
Aは近くにいた老人に、この辺の海は海藻が多いのか尋ねた。
老人の答えは石ころばかりで海藻などないと言うものだった。
母親が握っていたのはAのズボンの切れ端だった。


742 名前:本当にあった怖い名無し :2011/03/05(土) 10:27:31.35
>>740
助けを求める母親を蹴散らしたって事?
最後までダメ人間だな。Aが死ねば万事解決なのに。

743 名前:本当にあった怖い名無し :2011/03/05(土) 10:36:10.60
>>742
そう。Aは自分が上手くやれないのは周りのせいだと思い込んでて、
海藻まで俺の邪魔しやがって!みたいな感じになってた。
途中でオチが読めちゃう話だったがホントこいつが死ねば良かったのにと思った。

744 名前:本当にあった怖い名無し :2011/03/05(土) 10:44:44.90
>>743の補足だけど、初めて読んだ時は、駄目人間Aもろとも死ぬつもりで母親がしがみついてたんだと思ってた。
でも海に落ちたのは偶然だから>>742の解釈でいいんだと思う。

745 名前:本当にあった怖い名無し :2011/03/05(土) 11:10:23.16
>>744
落ちたのは偶然にしても、もうこのまま一緒に死んでしまおうと思ったのかもしれないよ。
そのつもりが無かったのなら、息子を助ける為にお母さんの方から手を離してそうな気がするし。

 

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