夏の滴(桐生祐狩)

434 名前:本当にあった怖い名無し :2011/07/22(金) 05:42:58.16
小説『夏の雫』
マジでハンパ無くうろ覚えだからスゲー端折るマジでゴメン。
映像媒体と違って小説は記憶から風化しやすい
覚えてるけど書くのメンドイのは色々省く。
読みにくくてスマンなんか疲れたし自分で何かいてるのかわからん

主人公は小学生の少年。父親はおらず、若々しくて美人の母親と暮らしている
主人公には産まれ付き脚が無い親友がおり、主人公と親友はお互いに「対等」と言い合える関係だった
ある時、主人公達は転校してしまった昔の友達に会いに行こうとする
(理由は忘れたけど、昔の友達から不振な手紙が来てその後音信不通とかそんな感じだった)
昔の友達の引っ越した家にたどり着いた主人公達は、無断侵入する
主人公達はそこで瓶詰めにされた昔の友達の死体を目撃し、慌てて逃げ帰る

その後、主人公達は色々調べ物をし、
昔の友達はエイズや癌ですら治せる「秘薬」にされてしまったのだということが分かる
その秘薬は江戸時代(?)のあたりの医者が考案したもので、主人公達はその医者の子孫と出会う
医者の子孫「森本」は、主人公達が暮らす町の不穏な空気を察知しているらしく、
独自に何かを探っているらしかった

物語後半、主人公達は学校の友達たちと共に山へキャンプに行く
そこで子供達は謎の地滑り(?)か何かで行方不明になるが、
主人公だけはクラスの虐められっ子の助けで地滑りに巻き込まれなかった
この地滑りは子供達の親たちによって人為的に起こされたものであり、
親たちは自分達の子供達を秘薬にして売って大儲けしようとしていた

森本は秘薬の製造を阻止しようと暗躍していたらしく、主人公を助けにやって来る
しかし、武装した親たちに襲われ、森本と主人公は捕らえられてしまう。森本は両足を切断される

秘薬の造り方を親たちに広めたのは主人公の母であり(母もたしか医者の子孫だった気がする)、
母は主人公を秘薬にして大儲けする気でいた
秘薬の効果は素材にした子供によって種類があり(ガンに効くとかエイズに効くとか)、
それは子供の体質とか生まれた月日で決まる
主人公は、あらゆる病を治療する『万能の秘薬』にすることを目的として
計算して生み出された子供であることが母によって明かされる


435 名前:本当にあった怖い名無し :2011/07/22(金) 05:46:54.11
親友の母は息子の脚を生やしたいと願っており、そのために主人公の母に協力していた
母親に捕まった主人公は生きながら万能の秘薬へと変化させられ、万能の秘薬は主人公の親友の脚に塗られる

その後、森本は声を張り上げる
森本は携帯電話を持っており、「今すぐ辞めなければ、僕はこの世界を地獄に変える」と警告した
母は森本が何をやろうとしているのか知っているらしく、たじろぐが、森本の携帯は何者かに吹っ飛ばされる
親たちが一斉に森本に駆け寄ってフルボッコ(その後森本は搬送された病院で死亡する)
森本の携帯を吹っ飛ばしたのは親友で、彼は万能の秘薬の効果で両足が生えていた
親友は主人公に言う「脚が生えて分かったよ、俺とお前は対等じゃなかった」

しかし、突如現れた伏兵によって携帯のメール送信ボタンは押され、母はその場で殺される

森本のメールは、PCを通じて全世界に秘薬の製造法を送信するように予め設定されていたものだった
全世界に秘薬の製造法が広まり、世界はたしかに「地獄」とも言える状態になった
秘薬の値は暴落。主人公の町の親たちの「我が子殺して秘薬で大儲け計画」は意味を成さなくなった

主人公は一命をとりとめたが、秘薬に変化させられた影響で両足が無くなり、
親友に監禁される(たしか唯一製造法が不明の万能の秘薬のサンプルだからだったから?)
脚が生えた親友は青春を桜花しているらしく、彼女を連れてきて自慢したりするようになる

そして、主人公はこの監禁生活から脱出する計画を立てる
主人公は、なんか色々やって自分の実の父とコンタクトをとっていた
父に子供を産ませ、その子供を万能の秘薬にし、脚を生やすのである
主人公は計画の決行を間近に控え、心の中で親友に対して呟やく
「脚が無くなって分かったよ、俺とお前は対等じゃなかった」

 

夏の滴 (角川ホラー文庫)
夏の滴 (角川ホラー文庫)