ギャグマンガ日和/第92話「終末」(増田こうすけ)

178 名前:本当にあった怖い名無し :2011/08/09(火) 06:30:03.36
思い出した話。後味悪くないかもしれんけど
『ギャグ漫画日和』の1エピソード

巨大隕石の接近で、地球滅亡まであと少しという状況
人々は自暴自棄になり、街中で暴動が起きたりするような状況だった
日本のテレビで、地球滅亡直前でのトーク番組のようなものが生放送される
ゲストは大物演歌歌手、天然系美少女アイドル、人気の腹話術師、天才手品師の四人だった
司会者がゲスト達にインタビューしていくが、地球滅亡前とだけあって誰もが素の自分を打ち明けていく

演歌歌手は露出狂の変態(全裸で出演)で、美少女アイドルが好きで、演歌が嫌いだった
美少女アイドルは喫煙者で実は二十代で、素だと目付きが悪く、性格は性格ビッチで、
マネージャーと交際した経験があり、パンツをもう三日も変えてなかった
(演歌歌手は美少女の真の姿にショックを受けるが、三日パンツにだけは嬉しそうに微笑む)
腹話術師は人形を虐待するサイコ野郎であり、
司会者に「人形は相棒でしょう」と咎められると「僕の相棒はこれですよ」と指で金マークを作る

最後に司会者は手品師に話を振るのだが、手品師は「自分の手品は本当は超能力を使ったインチキ」と告白する
手品師は、超能力者であることがバレると解剖されると思い込んでおり、そのために手品師を装っていたと言う
司会者が「地球に向かって来ている隕石をどうにか出来ますか?」と言うと、
他のゲスト達は「無理はするな」と急に焦り出す

手品師が奇妙なポーズで掛け声を出すと、しばらくして「隕石の軌道が反れた」というニュースが入ってくる
手品師は「これで私は解剖か…」と悲観するが、司会者は「むしろ英雄ですよ」と称えて慰める

急に、他のゲスト達の様子が変わる
演歌歌手(全裸)は「これからも演歌一筋で頑張ります」と凛々しい顔で宣言し、
美少女アイドルは愛らしい表情で「私、オレンジの河童に追いかけられたことがあるんです」と天然を気取り、
腹話術師は顔面が崩壊した人形と仲良くお喋りを始めた

死角になっていて誰も気付かなかったが司会者は尻丸出しで、「ヤケにならなくて良かった」と内心安心していた

 

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