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183 名前:本当にあった怖い名無し :2011/10/18(火) 19:40:53.33
脈絡ないうえに有名な話だけど後味の悪い話
ロアルド・ダールの短編

主人公はホテルのプールサイドで、
若い青年がスペイン訛りのある老人に賭けを持ちだされているのを見る。
それは簡単な方法で、老人の持っているライターを10回連続で点火出来れば勝ち、というもの。
勝てば自分のキャデラックをやるという。ただし負ければ、左手の小指を貰うという。
青年は躊躇いつつも賭けに乗り、主人公は審判として同行することになる。

ホテルの部屋で、老人は慣れた手つきで舞台を設置する。
ライターが用意され、いつでも指を切り落とせるようにナイフがセットされる。
審判である主人公にはキャデラックの鍵が預けられた。
賭けが始まり、1回、2回とライターの火が付けられる。
8回目を数えた時、突然部屋に老人の妻が入ってきて賭けを制止する。
礼儀正しく、しっかりした初老の女性である。彼女は主人公たちに言う。
「夫はちょっと目を離すとこんなことばかりする」
「彼はこれまでこの賭けで47本の指を奪い、11台のキャデラックを失いました。」

しかも今賭けられているキャデラックはその妻のものだという。
彼の財産は、おおよそ彼女のものになっているのだというのだ。
それはいけないということで主人公は彼女に車の鍵を返す。

彼女の手には指が2本しかなかった。

 

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南から来た男 ホラー短編集2 (岩波少年文庫)
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