3年B組金八先生/第1シリーズ「十五歳の母」

713 名前:本当にあった怖い名無し :2012/01/04(水) 17:57:47.70
3年B組金八先生第一シリーズの中のエピソードで後味悪いと感じた話

学級委員を任されるほど優秀な生徒の浅井雪乃だが、家庭では横暴でワンマンな父に虐げられながら育った。
父は成績優秀な兄洋一の東大入学にしか眼中になく、母親は父と兄に諾々と従うしかできない弱い存在だった。
雪乃はさみしさを同級生の宮沢保に相談するうちに交際を始め、一線を越えて15歳で妊娠してしまう。
学校や双方の家はパニックになるが、もう堕胎が出来る時期は過ぎているため、生むことに。
保の両親は息子のしたことに衝撃を受けるも、事実を受け止め二人をできるだけ応援することにした
しかし雪乃の両親は娘を恥として勘当し、家から追い出す。父親はとにかく兄の受験に響かないかだけが心配。
母親は本音では雪乃の体が心配だが、夫に逆らえず。兄は「自分には関係ない」

やがて雪乃は男の子を出産する。金八先生は雪乃の両親に会いに来て欲しいと頼むも、父親は
「雪乃は捨てた子だから。息子の受験が控えてるからもう来るな」と冷たく言い放つ。母親は泣くだけ。
その洋一の東大の合格発表に父親はうきうきと付いてくる、頭の中は合格意外になかった
しかし結果は不合格。洋一は父親の目の前で電車に飛び込んで死ぬ。
荒れて暴れて息子の葬式の準備もしない父親の代わりに母を助けるため、雪乃が赤ん坊を連れて実家に帰ってくる
雪乃の母は孫を抱きしめ、「洋一が帰ってきた、この子は人の情が解る子に育てる」と夫を冷たく突き放す。
父親は泣き叫びながら「俺は高卒の自分の受けた屈辱を、息子にだけはさせたくなかっただけだ。
なのにお前まで俺を責めるのか!!」とのた打ち回る。
母親の手伝いをしていた雪乃が寝かせておいた赤ん坊の様子を見に行くと、
洋一の遺影の前で孫を抱き優しくあやしている父親の姿があった。

この兄ちゃん、雪乃のセリフから勉強・勉強だけで周りはすべて敵と教えられ、
友達一人もいなくて遊んだこともないらしい。
で、死んだらあっさりと両親の関心は雪乃の子へ。
ホントこの兄ちゃん何のために生まれてきたのかと思って見ると、嫌味な奴だったけど気の毒すぎてモヤモヤする。

 

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