ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その126B » ごめんなさい・・・(池田理代子)

864 名前:1/2 :2012/01/11(水) 18:04:15.46
小学生の時読んだ漫画ですが、タイトルや人物の名前とか思い出せません
かろうじて作者は池田理代子さんだと記憶してます。

優等生の小学6年生のA子のクラスには超貧乏でみんなに壮絶に嫌われているB子がいる
いつも同じ服で風呂にも入ってないらしくすごく臭い、おまけに無口無表情で不気味。
A子も本音ではB子を嫌っているが、彼女に親切にするとみんなが尊敬の目で見てくれるし
あこがれの秀才君の気も引けるので、本音を隠して親切にふるまう。
B子の家に遊びに行くと、ボロボロの小屋に兄弟が大勢いて給食の残りのパン奪い合い
病気の母親は末っ子の鼻水を舐めとってやる、などの光景を見てA子はショックを受ける。
一人っ子で、何不自由なく両親に愛されて育てられたA子には信じがたい生活だった。
後日、今度はB子を家に招待しごちそうを食べさせ、お風呂に入れて自分の洋服を着せてやり
それを与える。
しかし翌日その服をB子は返してくる、それを見た秀才君がA子に
「君のその行動は間違っている」と言われA子はとまどう。


865 名前:2/2 :2012/01/11(水) 18:06:00.43
 あるとき美術の時間に絵画コンクールに出す絵を描くことになった。絵に自信のあるA子は
クレヨンをふんだんに使った色鮮やかな絵を描き、クラスのみんなも絶賛する。
しかし優秀賞を取ったのは、赤と黒のクレヨンだけで夕日をバックに母のリヤカー引きを
力強く描いたB子の絵だった。
A子は表向きでは祝福するが、内心悔しくてたまらない。
放課後の誰もいない教室で、張られていたB子の絵を衝動的にビリビリに引き裂いてしまう
自分の行動に慄きながら翌日登校すると、クラスのみんなが騒いだでいたが
「いい気味」「ざまあみろ」「犯人よくやった」と言っていて複雑な気持ちになる。しかし
教室の隅では今までどんな酷いいじめを受けても泣かなかったB子が涙を流していた。
 言い出せないまま罪の意識に苦しんでいると、ある日B子の母親が病気と貧しさを苦に
子供たちを道連れにガス心中を図り全員死んでしまった。
B子の死を聞き、彼女をいじめていたクラスのみんなも泣き出す。
A子も心の底からB子に謝り、明日全員の前で絵を破ったのは自分だと名乗りでることを
誓った。

B子に唾を吐きかけるくらい嫌っていたのに、死んだら手のひらを反して涙する生徒たちに犯人だと名乗ったら
それはもうA子はボロクソに集中砲火を浴びるのだろうと容易に想像つくので、その後を思うと気が重くなる。
でも同じクラスにB子みたいな子がいたらやっぱり嫌だと思うし、いろいろ重たい作品でした。

 

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