ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その129 » トライアングル

191 名前:映画「トライアングル」 1/4 :2012/03/15(木) 02:53:57.97
主人公は自閉症の息子を持つシングルマザー。
これからお洒落をして出かけるというのに、言うことを
きかない息子にイライラしっぱなしだ。

待ち合わせ場所のヨットハーバーに到着して、出航の準備をしていた
アホ男と初対面の挨拶を交わすが、主人公はぼんやりとして要領を得ない。
「頭イカレてるぜ!!」と非難するアホ男の声を聞きつけた優男が
心配をして声をかけてきた。
主人公は優男に抱きつき「私、疲れているみたい…」と答える。

今日は優男のヨットでクルージングを楽しむ予定だ。
メンバーは優男、優男の親友アホ男、優男の幼なじみイヤミ子、
イヤミ子の恋人空気男、イヤミ子の友達オマケ子だ。
シングルマザーの主人公には優男は釣り合わないと考えたイヤミ子は
当て馬にオマケ子を誘ったが、オマケ子はアホ男に興味があるようだ。

急に嵐が襲ってきた。
男たちの奮闘虚しくヨットは転覆し、オマケ子だけが流されてしまう。
ひっくり返ったヨットの腹に身を寄せ漂流する5人は、幸運にも
航海中の豪華客船を見つける。
客船の看板に見える人影に助けを求めるが、返事はない。
仕方なくヨットを横付けして乗り込んだ5人はパーティー会場に
たどり着くが、人が居た雰囲気は有るのに人気が無いことに訝しがる。
このままでは漂流したことに変わりがないので、それぞれ別れて人を探すことにする。
不安になった主人公は、息子に会えなくなったら優男のせいだと
言い争いになり、独りになってしまう。
その間にも、誰かが逃げ隠れする気配がする。
パーティー会場に戻った主人公は、突然、朦朧としたアホ男に襲われる。
揉み合ううちにグッタリしだしたアホ男の後頭部には、深く抉った傷があった。
その瞬間に、どこかで銃声した。


192 名前:映画「トライアングル」 2/4 :2012/03/15(木) 02:55:04.75
騒ぎの元を辿りシアターに飛び込むと、イヤミ子に「人殺し!!」となじられる。
訳が分からず問いただすと「お前がシアターに行けと言ったんじゃないか!」
と空気男が怒鳴る。
優男は撃たれて死んでいた。
二階席からショットガンを持った覆面の人物が現れたことに
気が付いた主人公は、2人に逃げるよう促す。
途中で2人とはぐれて看板に出た主人公は、迫り来る覆面を
迎え撃つべく待ち伏せする。
居場所を知っていたかのように現れた覆面との格闘の末、
主人公は覆面を海に突き落とすことに成功する。
覆面は落ちる間際に「全員殺せ、でないと私たちの息子は助からない」と叫ぶ。

主人公が暫しの間、放心していると、どこかから声が聞こえる。
看板から海を見下ろすと、先ほど遭難していた自分たちが
ヨットの上からこちらに手を振っている。
恐怖とパニックに陥った主人公は、乗り込んできた自分たちを物陰から見張る。
さっきまでの自分たちの行動をぴったりなぞっているようだ。
背後から急にアホ男が声をかけてきた。
「優男と行ったんじゃないの?」と暢気に尋ねるアホ男の肩を掴み
「アレは私じゃない!!」と壁に押しつけると、アホ男は突然、呻きだした。
アホ男の後頭部は壁のフックに抉られていた。「私じゃない!」
「私のせいじゃない、私じゃない」とパニックのうちに2周目終了、全員死亡。

また、海から声が聞こえてきた。
気が狂いそうになる。自分たちを乗せては駄目だ。でも、どうやって…?
まず、流れを変えてみよう。彼らは今頃、乗り込んでいる。
彼らを全員助ければ、次の自分たちは無いはずだと考えた主人公は
まだ元気なアホ男と自分が会話している所へ、ショットガンを持って乱入する。
自分を殺そうと思ったが、同じ顔をしている人間を殺すのは、やはり躊躇われる。
自分を見逃し、混乱するアホ男を尻目に「これで筋書きは変わった」
と安堵してシアターへ向かう。しかし、シアターでは優男が殺された後で
既にイヤミ子と空気男は逃げた後だった。


193 名前:映画「トライアングル」 3/4 :2012/03/15(木) 02:56:16.81
イヤミ子の絶叫を聞きつけて客室に向かうと、覆面が立ち去る所だった。
空気男は刺し殺され、イヤミ子も脇腹を刺されていた。
命乞いするイヤミ子を助け起こし、「絶対に助けるから」と2階の看板への
扉を開くと、そこには大量のイヤミ子の死体が転がっていた。
ここまで筋書き通りだった。しかも何十回目の。
異様な光景にパニックになるイヤミ子に「2人で絶対に帰ろう」と
言い残して1階の看板へ行くと、自分と覆面が格闘中だった。
覆面が海に落ち、また自分たちが海からやってくる。
イヤミ子の元に戻ると、大量の死体と区別が付かなくなっていた。
3周目終了、自分を残して全員死亡。

こうなったら皆殺ししかない。そう決めた主人公は船内を物色し、
ツナギを来てショットガンを片手に覆面をかぶる。
覆面がやった通りに殺していく。
途中でイヤミ子と空気男に「シアターに行け」と告げるのも忘れない。
最後は自分を殺すだけだ。
看板で格闘になるが、やはり殺せずに、海に落ちてしまう。

意識を取り戻すと、海岸に流れ着いていた。
助かった。息子が心配だ。家へ帰らなければ。
しかし、家に入ろうとする主人公の目に、信じられない光景が映った。
自分が息子を怒鳴って叩いているのだ。
カッとなった主人公は背後から自分を撲殺し、息子を車で連れ出す。
母親が殺され、殺したのが母親という状況に、息子はパニック気味だ。
突然、フロントガラスにカモメが衝突して突き刺さり、血がべっとりと広がる。
更にパニックになって騒ぐ息子を落ち着かせるため、カモメを掴んで道端に捨てに行く。
そこには大量のカモメの死体が転がっていた。
不安になった主人公は車で先を急ぐが、息子のパニックは治まらない。
息子に気を取られるうちに、車はトレーラと正面衝突する。

気づくと、野次馬が集まる中で、主人公は潰れた車と息子の死体と
トランクから飛び出した自分の撲殺死体を眺めていた。


194 名前:映画「トライアングル」 4/4 :2012/03/15(木) 02:57:20.42
不意に声をかけられる。
「生きたい所があるなら乗せるよ」
タクシー運転手だった。主人公は答える。
「ヨットハーバーまで」

ヨットハーバーに着くと、アホ男が話しかけてくる。
「はじめまして!子供は一緒じゃないんだ、どうしたの?」「さぁ、どうしたかしら…」
心配して近づいてきた優男に抱きつき、囁く。
「私、疲れているみたい…」 


200 名前:本当にあった怖い名無し :2012/03/15(木) 09:54:34.48
看板が気になってストーリーに集中できなかった
変換ミスだと思ったらそうじゃないっぽいし

201 名前:本当にあった怖い名無し :2012/03/15(木) 10:27:22.76
>>200
「かんぱん」と打っても看板が予測変換の一番最初に出てしまってそれに気づかずにいた。
なんかゴメン…。

 

トライアングル [DVD]
トライアングル [DVD]


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...