霧の底(関よしみ)

703 名前:1/2 :2012/05/26(土) 07:15:20.56
いつか読んだ90年代の少女漫画で、作者もタイトルも不明

主人公達(確か、5組ぐらいの男女)がクラブの合宿かキャンプかなにかそんな理由である島を訪れる。
最初はテント張ったり、島探索したり、バーベキューしたりで、和気あいあいと過ごすんだけど
上空にとても大きく不気味な鳥たちが羽ばたきはじめてから、おかしくなり始める。

孤島だったんだが、帰りの船と連絡がつかなくなり、その上食糧もついてしまう。
木の実とか野草もなく、なぜか動物もいない。
いるのは上空を羽ばたいてる、鳥とその卵だけ。
男達が必死の思いで卵を確保するんだが、その禍々しさに皆が手をつけるのを戸惑ってしまう。

どうでも良いがこの頃に主人公(女)が意中の男性の先輩に告白しOKをもらってる。
正直、それどころじゃないのに何してるのとツッコんだ覚えあり。


704 名前:2/2 :2012/05/26(土) 07:15:46.96
その内、仲間達が1人、2人と消えていく。
仲間が消えると同時ぐらいに、上空を舞う不気味な鳥が増えていってる気がした。
そして、鳥も主人公達を襲うようになる。
主人公と先輩、1組のカップルが残るんだが、カップルが空腹に耐え切れずに卵に手を出す。
朝になり主人公達が目を覚ますとカップルが服だけを残し、消えている。
そして、上空の見覚えのあるアクセサリーを付けた1匹を見つける。
それは昨日、卵を食べた女が付けていたアクセサリーであった。
前後して、先輩が消えた人数分の卵の殻を見つける。
消えた人間は皆、卵を食べていたのだ。
そして、何の因果かあの上空の不気味な鳥へと成り果てていたのだ。

それに気付いた、主人公と先輩は卵だけは食べまいと1週間ぐらい飲まず食わずで我慢するが、
鳥に襲われ、空腹で、いつ来るか分からない救助に2人は限界を迎えていた。

先輩が卵をとってきて、2つに分ける。
2人は何も言わない。
上空の鳥だけがグワァ~グワァ~と不気味な鳴き声を上げながら、2人の上を旋回する引き画で物語は終わり。

かなり昔だから記憶が曖昧で覚えてないところが多いけど、最後のやりきれなさだけは子ども心に印象に残った。


712 名前:本当にあった怖い名無し :2012/05/26(土) 11:22:49.62
>>703
全ての作品がトラウマになる関よしみだね。

713 名前:本当にあった怖い名無し :2012/05/26(土) 11:40:12.83
>>703
トラウマの女王関よしみの「魔少女のおもちゃ箱」ですな。
ちょい違うところを上げると、少女のじいちゃんはやけどした友人と主人公を
夜中こっそり逃がそうと車に乗せたところで少女に見つかり、いきなり散弾銃で頭を打たれる。
顔がはじけ飛んだのを見てあどけなく「おじいちゃんのお顔なくなっちゃったw」

残酷で胸が悪くなる話ばかりなのに、関よしみはたまに読み返したくなるから不思議だw

 

関よしみ傑作集マッドハウス (ホラーMコミック文庫)
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(ホラーMコミック文庫)