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230 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/12(火) 01:53:07.27
夢野久作「人の顔」
昔読んだっきりなので、脳内補完はご容赦下さい。

船乗りの夫婦が、小さい女の子を養女にして可愛がっている。
幼女は健気に、塀のひび割れや天井の木目が航海中の養父の顔に見えるから寂しくない、と言う。
さらに、夜空の星を結んだら養母の顔と「おウチによく来る保険屋のオジサマ」の顔が見える、と言う。
養母はその夜から、幼女に睡眠薬を飲ませる。

長い航海から帰った養父は、幼女を連れて映画を見に行く。
その帰り道、幼女は養父に、空の星が養母に見えると話す。
優しく相槌を打つ養父に、隣に「オジサマ」の顔が見える、
ずっと前から毎晩ウチに来て養母と「キッス」をして、一緒に座敷で寝ていた、と静かに話す。

仁王立ちの養父を見て泣きそうな幼女。
「…こないだは…ちゃんと…お父さまのお顔があったのよ……」

「押絵の奇跡」並の惨劇が起きそうで、怖いです。


237 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/12(火) 17:09:59.99
>>230
養母を追い出して養父と二人きりになる為にわざと言ってると思ったら後味悪いかな。

250 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/12(火) 21:44:06.74
>>237
そういう描写はなかったと思う。
幼女はもともと静かな子で、やっと口を開くときは「ハッキリした言葉つきで、とんでもないマセたこと」を言う。
そのせいでいじらしい利発な子に見えて、養父養母は大喜び。

養母は養父の留守に、着飾って朝から晩まで出歩いていた。
幼女が「ヘンな事」を言い出してからは、睡眠薬を飲ませて早くに寝かせ、
養母本人は外出しないのに夕方から化粧を始めてそわそわしていた。

 

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