ホーム » 小説 » 小説/あ行 » エイズ時代の愛(J.G. バラード)

268 名前:本当にあった怖い名無し :2012/07/19(木) 11:57:28.94
英国SF作家J・G・バラードの短編「エイズ時代の愛」

エイズが蔓延し出生率が低下の一方をたどる時代、
とうとう国家がセックス管理に乗り出した。
21歳になった健康な男女は週に3回から、国家から毎回指示される相手と
女性側の住居で子作り任務に励むべき2年間の義務がある。
怠慢防止のためメンバーには囮捜査官も混じっており、
違反者には罰金~極刑(一般的には睾丸除去)が下される。

そんななか週に7回の任務を果たしまくってた主人公が
ある日指示されて訪れた先の女性の初々しさ(その晩が初任務ぽく行為を嫌がる)に惚れ、
彼女も主人公の優しさに好意を持ち、2人は恋愛関係になる。
しかし任務期間中に特定の相手と恋愛関係になるのは違反。
こっそり金で相手を変えたりニセの妊娠証を発行してもらったりと主人公はジタバタするが、
そのうち国家にバレて、彼女のもとへやってきた囮捜査官を投げ飛ばし逮捕される。

主人公は彼女と結婚し二人の子供を作りたいと昔の男のような願いを訴えるが
それは利己的であると却下され、
さらに追加で3年の義務を果たすか極刑制裁を受けるかどっちか選べと宣告される。
制裁を選べば現在リハビリセンターで仕事をさせられてる彼女と会えると知り、決意。
元医学部生であった主人公に免じて、
国家はお情けで睾丸除去手術の外科医を主人公に選ばせてくれた。 おわり

 

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