ホーム » 小説 » 小説/ま行 » ミス・マーサのパン(O・ヘンリー)

618 名前:本当にあった怖い名無し :2012/09/07(金) 00:45:01.91
うろ覚えだが、NHKが販売してた英語のリスニング教材に乗ってた話。

マーサは最近、自家製の美容液を作るほど見た目を気にしている。
それは、マーサが営んでいるパン屋に定期的にパンを買いに来るある男の事が気になっているからだ。
男はいつも、みすぼらしい恰好をして、店で一番安いジャムも具も入っていない固いパンを一つだけ買っていく。
きっと貧乏な学生さんなのだろう。
自分の方が年上だが、快活な彼にマーサは心惹かれていた。

ある日、いいことを思いついく。
マーサは念入りに美容液を使い、男が来るのを待った。

男が来るとマーサは普段通り世間話をして、パンを包みにいくふりをして店の奥に入り、
気づかれないようにパンに切れ込みを入れ間にバターをさっと塗ると、何もなかったかのように包んで男に渡した。
きっと喜んでくれるだろう。
男が家に帰り、パンを食べるときの驚いた顔を想像し、マーサはその後の事に思いをはせた。

その日のうちの事である。
男が血相を変えて店に飛び込んできたのだ。
きっとバターに気づいた男が礼を言いに来たのだろう。
マーサはそう思い、つとめて普段通りにどうしたのかと聞いた。
しかし、男はマーサに罵声を浴びせ掛けた。

「お前のせいでコンクールに出す図案がだいなしだ!!」

顔を真っ赤にして怒る男を見て、マーサは自分の勘違いに気づいた。
その日マーサは美容液を窓から捨てた。


620 名前:本当にあった怖い名無し :2012/09/07(金) 02:35:05.66
>>618
日本じゃなぜか感動物作家と言われてるOヘンリの短編だね。

627 名前:本当にあった怖い名無し :2012/09/07(金) 12:35:12.51
>>618
これが良く分からん

男は美大生かなんかでコンクールに出品する為にデッサン用に毎日パンを買ってだが、
ある日パンに切り込みが入ってたので激怒

マーサは惚れてる男が毎日パン1個しか買えない貧乏学生と勘違いし、
喜ばれて好かれようと思いパンの切り込みにバターを塗るが、激怒された事で男の人間性が垣間見え思いが冷める

最初から最後まで重要アイテムのように描かれてる美容液の描写いらなくない?
なんか俺は読み違いしてるのか…


628 名前:本当にあった怖い名無し :2012/09/07(金) 12:42:05.10
好かれるべく、なるべく若く綺麗に見せようとしてたんだろ
一応これ入れないと好かれる描写がバターだけになる
ないよりマシだろ

629 名前:本当にあった怖い名無し :2012/09/07(金) 12:46:22.47
>>627
パンは消しゴム代わりに使えるというのは知っているかな?
消しゴムのない時代はパンを使って鉛筆線を消していた。

作中では消しゴムが既にあるが、男は紙面を傷めないために古いパンを使って
下書きの鉛筆線を消してたんだ。
それを「古パンをかじって生活してる貧乏絵描き」と勝手に思い込んだ女がバターを仕込んだ。
切り込みは気づかなかったか、女が巧妙に細工したんだろう。
どういうことになったかは言うまでもない。

女は自分の勝手な妄想でコンクールの図面=男の人生を台無しにした事を悟った。
最後の化粧品を捨てる描写は「もう二度と恋なんてしません」という懺悔の暗喩。


631 名前:本当にあった怖い名無し :2012/09/07(金) 13:09:15.69
>>629
なるほど!凄く納得
やはり俺の読解力不足でした
バターと間違えて美容液を塗って…みたいなお門違いな事も考えてしもうたorz

632 名前:本当にあった怖い名無し :2012/09/07(金) 15:32:03.01
>>631
(゚д゚)

 

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