ホーム » 小説 » 小説/あ行 » 青の魔性(森村誠一)

675 名前:本当にあった怖い名無し :2012/10/23(火) 00:32:34.69
森村精一の昔(1980年代?)の小説を思い出したよ。

若い小学校教師のAは自分の担任しているクラス(6年)の生徒である、B子の事が気になっていた。
B子は美貌の少女だが、精神年齢が高過ぎるせいかクラスから浮き気味で、
特に女子のあるグループから陰湿な嫌がらせを受けている様だが、
虐めグループのボスC子が地域の有力者の娘である事から校長達も見て見ぬふりをしている中で、
Aだけは公平に対処をしようと努力している事からほんの僅かだがB子もAに好意を持っている雰囲気を感じていた。

AのB子への関心はいつの間にか激しい恋愛感情になっていたが必死の自制心でB子への思いは封じ込めていた時に
B子の母親からB子についての相談を何度も受ける内にB子母と不倫関係になってしまう。
(相談とはB子が妙な黒魔術で虐めっ子達に呪いをかけている?といもので、Aは本気にしていなかったが、
B子母は当然ながらB子と似ていてある種のB子への替行為で深い関係になてしまった。)

そんな時にB子が休んだ遠足でクラスが乗ったバス崖から落ちるという、大事故が起こり、
多くの死傷者が出たのに同乗していたAだけは無傷という事件が起こり、
前後の出来事からAももしかしたらB子には常人には計り知れない能力がるのかも?思うようになった時、
突然B子は自殺してしまう。
衝撃の中でAはB子の本心を感じる。B子もAを愛していたのに自分の母親との不倫を怒り
自らの死で「自分に永遠の呪いを掛けた」のだと。

それから数年後、ある記者が「精神病院」の特集で取材していたら閉鎖病棟中に、完全に正気としか見えない
患者が居ること気がついた。

それは30歳前にも見える知的で親切な青年で、他の患者の手助けをしたり医者や助手達の手伝いを
している様は全く普通に見えるので不思議に思って医者に訳を問うと

「彼は骨を食うのです。教え子の女児の葬儀の後、墓を掘り出して女児の遺骨を食べているのを発見されて
ここに連れて来られたのですが、完全に正気だと確信して、何度退院させても、やはりまた女児の墓から
骨を掘り出して食べようとするのです。今では彼自身、一生この病院に入院している事を望んでいます。
彼はその女児の呪いにかかっていると思い込んでいるようですがね。」   

で終わり。

 

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