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701 名前:本当にあった怖い名無し :2012/10/23(火) 14:18:28.94
筒井康隆長編「大いなる助走」

主人公は大企業に勤めるイケメンエリートで趣味は小説を書く事。
地域の文芸サークルに入り自分の会社や日常をネタに使った
社会派処女作小説が全国クラスの賞をとり、直木賞候補にあがる。
一躍時の人となる主人公だが、会社からはその小説が自社をモデルにしたという理由で懲戒解雇されてしまう。
(実際は上層部が有能な主人公を危険視していて体よく追い出した)
主人公はエリートコースを踏み外してしまい、もはや見返すためにも
小説家として食っていくしかないと腹を括り、サークル仲間で有名作家とコネのある女性の協力を得て
直木賞の審査員作家たちに貯金を叩いて賄賂を贈り、
男色作家には体まで差し出してなんとしても受賞しようと頑張る。
しかし結局作家たちはそれぞれ「あいつイケメンな上に処女作で入賞とかむかつく」と思いはじめ
なんやかんや理由をつけて主人公の作品を酷評し、落選してしまう。
すべてを失った主人公は復讐に一人ずつ作家を殺しだすが
途中で犯行がばれて警察に特攻し死亡した。


707 名前:本当にあった怖い名無し :2012/10/23(火) 16:53:51.81
>>701
懐かしいな。
背伸びして文芸サークルに入った女子高生が、年長メンバーの発言に
「○○さんの言ってること、本質的には間違ってないと思うんだよな~」
と言っちゃうんだよね。
で、まだ文芸に染まってない主人公が、こいつらやべえ…って思ったり。

 

大いなる助走 <新装版> (文春文庫)
大いなる助走 <新装版> (文春文庫)


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