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479本当にあった怖い名無し:2012/12/29(土) 18:36:11.45
蔵六の奇病

小さな村に住む頭が弱い蔵六は村人から日々からかわれる毎日だが、心が優しく絵を描く事が大好きな青年でした
とても美しい絵を描きますが、純粋さと集中力の高さを持ちもっと綺麗な色が出せないかと日々思っていました
ある日蔵六は謎の病気にかかります
全身が腫瘍に覆われ人間とは思えないような姿となり村八分にされてしまいます
母親だけは味方でしたが兄からも見捨てられ、山奥の小屋に捨てられてしまいます
腫瘍からはやがて膿が湧き始めますが、しかしその膿は七色の美しい色をしていました
蔵六はそれぞれの膿を絵の具に使い、自分の思い描いていた美しい色を使った絵を描き始めます
蔵六自身は病気が悪化しどんどん醜い姿になっていきますが、蔵六は夢中で絵を描き続けました
しかし腫瘍は最終的には目まで到達します
零れ落ちた二つの目玉を何度も何度も顔に戻そうとしますがそれが叶う事はなく、無限の闇が蔵六を襲うのでした
やがて奇病の感染を恐れた村人達が蔵六を殺す為に山奥までやってきますが、
そこには七色の甲羅を持つ亀しか居ませんでした

最後はしんみりとした終わり方をしますが、この作者はなんて残酷な話を書くのかと思いました
奇病にかかりながら細やかな夢を一旦は叶えたものの、
やはり奇病により絵がかけなくなる辛さと無念さが伝わってきました
また差別の悲しみも描かれており、まるでらい病患者に向けられていた周囲の村人の醜さが後味悪かったです


480本当にあった怖い名無し:2012/12/29(土) 20:31:06.80
>>479
落ちた目を元に戻そうと…ってのがリアルでとにかくかわいそう…
奇病からの美しい膿で救済なのかと思ったら一番大事なものを奪っていくってのが良い後味の悪さ

483 本当にあった怖い名無し:2012/12/29(土) 23:32:48.98
日野日出志はあの絵が・・

 

蔵六の奇病 (リイド文庫―Leed horror bunko)
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