ホーム » 小説 » 小説/か行 » 金田一少年の事件簿/邪宗館殺人事件(天樹征丸・さとうふみや)

6101/2:2013/02/05(火) 23:23:40.73
「金田一少年の事件簿」の小説版の一つ、「邪宗門殺人事件」。

金田一は6年前、軽井沢に旅行した際、ひょんな事からそこに住む同年代の子たち
(瑠璃子、比呂、研太郎、純矢)と仲良くなった。
彼らは、元大学教授夫婦らに引き取られた、親の無い子であった。

6年前の一時期以降、彼らとは没交渉だった金田一だが、ある日部屋の掃除をしていて、
6年前の新聞を見つけ、その記事を見た途端に軽井沢へ向かうことにする。
新聞には浅間山での遭難者の死亡記事が載っていたのだが、その名前に見覚えがあった。
6年前に軽井沢で彼らと肝試しをしていた際、ある廃屋の地下室に
放置されていたリュックに記されたネームと同名だったのだ。
金田一は彼らと再会したのち、その件について調べていたが、
そのさなかに彼らの一人(比呂)と元教授が殺害される事件が発生した。

(事件の描写は長くなるので省略)
二人を殺した犯人は瑠璃子であった。瑠璃子の家族は、かつて毒キノコに当たって
全員命を落としたのだが、その原因は元教授にあった。
教授の専門は菌類、すなわちカビやキノコで、雑誌に「食べても安全なキノコ」
という特集記事を書いていたのだが、教授本人には潔癖症的なところがあり、
キノコ研究者ではあるが、実物を見分けるのは苦手だった。
それが災いし、雑誌記事中で毒キノコと食べられるキノコを取り違えて紹介してしまい、
それを読んだ瑠璃子の家族に累が及ぶこととなった。


6112/2:2013/02/05(火) 23:24:55.30
金田一が家から持ってきた昔の雑誌がまさにその雑誌で、
それを目にした瑠璃子は比呂の所へ行き、
「記事を見たの。あの男(元教授)は人殺しよ」と伝える。
それに対して比呂は
「6年前から知っていた。金田一が記事を持ってきた事も知ってる。
だけど、もう忘れた方がいい。昔のことなんだから忘れるべきだ」と返す。
その言葉に我を忘れた瑠璃子は、比呂を殺害してしまった。

しかし、金田一はそれは思い違いであると指摘した。
比呂の言った「記事」とは、キノコの雑誌記事のことではなく、
遭難者の死亡が載った新聞記事のことだった。
比呂は、6年前に元教授が遭難者の死体を運んでいる所を見てしまったが、
黙っていることにした。
(なお、遭難者はキノコの雑誌の編集者であり、
 毒キノコの件で元教授を恐喝したため、殺害された)
比呂は瑠璃子の家族が元教授の雑誌記事のせいで死んだことを知らず、
瑠璃子は元教授が遭難者を殺したことを知らなかった。
しかし、「記事」「人殺し」という言葉が偶然に一致し、
互いに思い違いをすることになったのだ、と。

それを聞いて瑠璃子は狂乱するものの、金田一の説得によって
どうにか落ち着き、警察に連行されていった。

結果的には金田一が新聞や雑誌を持って行ったことで瑠璃子が人殺しになったため、
金田一本人も帰りに思い悩み、美雪に慰められる。


613 本当にあった怖い名無し:2013/02/05(火) 23:28:36.11
なお、この時登場した一人、研太郎は後に漫画版に登場してきますが…
彼もまた、家族を殺した奴らを(高遠という指名手配殺人犯に教唆される形ですが)
殺害しています…

 

金田一少年の事件簿 邪宗館殺人事件   マガジンノベルス
金田一少年の事件簿 邪宗館殺人事件
マガジンノベルス


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...