ホーム » 小説 » 小説/か行 » 侯爵夫人ドニッサン(藤本ひとみ)

806本当にあった怖い名無し:2013/03/30(土) 02:39:29.40
昔読んだ、たぶん藤本ひとみの短編小説。かなりうろ覚え。

中世フランスの貴族一家。
夫は戦等の遠征で、妻に子供が生まれた直後から家を空けていた。
妻は女主人として家を守るため、生まれたのは女児だったが男児だと偽って夫を送り出した。

月日は流れ、男として育てられていた娘は男装の美少女に。
母親は娘を「男など汚らわしい、男など不要」と洗脳し、男装した娘と頻繁にレズプレイ。
おまけに娘は美しい母に心酔しており絶対服従、という歪んだ関係を築いていた。

ある時、領内の農民達が反乱を起こそうとしたたため、
反乱民のリーダー各である若く逞しい農夫を妻が誘惑し、事を収めようとした。
普段相手にする村の女達とはまるで違う、ゴージャスな貴族の美熟女に男は溺れ、
妻も久しぶりの男性との行為を楽しんだ。
しかしそれを、娘が盗み見てしまう。

日頃嫌悪する薄汚い男と母が交わる姿にショックを受けた娘は、悩んだ末、
「母のしていた行為」を自分もしてみようと、屋敷で働く一人の男に声を掛ける。
さほど若くないその男は、優しく無害だが生まれつき頭が少々ゆるく、
自分を騎士だと思いこんでいた。娘は自分が女である事を明かし、男に迫り、
根負けした男も「女を愛するのは騎士の義務だ」と娘を抱いた。


807本当にあった怖い名無し:2013/03/30(土) 02:45:09.52
乳母の密告から、娘が処女を散らした事を知った母は激怒。
いざという時には金や政略の為に他の貴族へ嫁がせようと思っていたのに、
処女でなくなった事は大きな痛手だった。
娘を抱いた男を毒殺し、娘本人も厳しく叱責し、
「あなたが自分で思う最大の罰を、自分自身へ与えなさい」と命じた母。
やがて罰を受けるために母の部屋を訪れた娘は、震える手に猟銃を構えていた。

「私にとって最大の罰は、愛する母上を永遠に失う事です」

ちょうどその頃、任期を終えた夫が十数年ぶりに我が屋敷へと戻ってきた。
そこには血を流し息絶えた妻と、その亡骸に取り縋る若い娘。
娘は裸で、帰り血にまみれている。同じく裸の妻の亡骸を抱きかかえ
「母上はもう起きてくれない。いつものように唇を吸っても乳房を吸っても目覚めてくれない」
と泣き続けていた。

夫は自分の子供は息子だと聞かされているため、この娘は侍女か下働きの女で、
屋敷が襲われ主人が殺され、自分も強姦される等して頭がおかしくなったのだろうと判断。
しかし気が狂っていると解っていても放っておけないほど美しかったため、連れていく事にした。
妻が死んだのだから丁度良い、この娘を後妻にしようと。
血のつながった娘だとも知らず。


809 本当にあった怖い名無し:2013/03/30(土) 03:19:05.66
近親好きである意味お似合い夫婦だな

826 本当にあった怖い名無し:2013/03/30(土) 13:21:18.78
>>807
「私にとって最大の罰は、愛する母上を永遠に失う事です」

一休さんばりのとんちだな

 

大修院長ジュスティーヌ (文春文庫)
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