ラプンツェル(グリム童話)

501本当にあった怖い名無し:2013/05/06(月) 00:08:48.32
個人的には初版のラプンツェルも納得いかない。

ラプンツェルの隣家の妖精が悪者になっているけれど、
事の始まりは、ラプンツェルの父が病床の妻の為に
妖精の庭からラプンツェル(レタスっぽいもの)を何度か盗んでしまったこと。

病人の為にラプンツェルを分けてやらなかった妖精も吝嗇だが、盗人は盗人。
そうして妖精の怒りに触れて、夫妻の罪の代償に持って行かれたのが
娘のラプンツェル。(夫妻も合意だったはず)

しかし、そうして両親の報いとして幽閉した娘が、
見知らぬ男を度々塔の部屋に連れ込んで、気づけば腹を膨らましている。

そうしてラプンツェルと男は塔から放り出されるが、
まあ、妖精としては庭先のものを盗まれたり、
捕えたはいいが、その娘が自分の塔に勝手に男を上げて孕んでいたり。

確かに幽閉まですることなかろう、とか、庭の野菜盗られたくらいで、と思わなくもないが、
ラプンツェルが塔に閉じ込められたのも、塔から放り出されたのも、
妖精の怒りを買うようなことをしちゃったのが原因で、
妖精は何か悪いことしたのか?と思うとよくわからない。

 

1812初版グリム童話〈上〉 (小学館文庫)
1812初版グリム童話〈上〉 (小学館文庫)