一宿のお礼
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543:本当にあった怖い名無し:2013/06/23(日) 14:59:25.24
- 10年位前にジャンプか何かで読んだ読み切り漫画(タイトル不明)
昔々、あるところに若夫婦が住んでいた
二人の間に子供は無く、
しかも妻は不治の病に侵されている(病名は明記されてないが呼吸器系?)ある吹雪の夜、老人が「一晩泊めてくれ」と訪ねてきた
快く泊めてあげる若夫婦次の日、老人がお礼として不老不死の薬(1人分)を差し出した
「奥さんが飲めば、何十年何百年先の未来で治療法が見つかり、病気が治るかもしれない
旦那が飲めば、例え何十年何百年とかかっても、病気の究明ができるかもしれない
これはほんの気持ちです。どうか受け取っておくれ…」と老人は言った
「気持ちは有り難いけど2人が離れ離れになるのは嫌です…」と拒否する若夫婦
老人は「でも偶然出来た物だからもう二度と作れないよ、さあどうする?」と詰め寄った時は流れ、現代
一人の男が吹雪の中、山を登っている
山の奥深くでは、若夫婦が氷漬けになっている
あの時、不老不死の薬を飲んだのは老人だったのだ
未だに奥さんの病気は解明できず、冷凍からの蘇生法もまだ研究中だと若夫婦に告げる老人
老人は永遠に若夫婦の面倒を見ないとならないのだ…確かに若夫婦は離れ離れにはなってないが、
見ず知らずの人に永遠に世話役を任せるなんてちょっと無責任すぎると思った
老人もお礼とはいえ物騒な物勧めるなよ…