ホーム » 小説 » 小説/か行 » 胡沙笛を吹く武士(司馬遼太郎)

825本当にあった怖い名無し:2013/07/03(水) 22:22:47.80
新選組血風録の「胡沙笛を吹く武士」が後味悪いというかやりきれなかった。
読んだ人も多いだろうけど以下簡単にあらすじ。

奥州出身の新選組隊士、鹿内薫と、京都の髪結いの娘、小つるが出会い恋に落ちる。
鹿内は新選組隊士としてはかなりの切れ者で腕がよかったが色恋沙汰にはかなりの奥手で、
嫌われたくないばかりに小つるに手を出せなかったが、
そのうちに体を重ねて内縁の夫婦となり、小つるは身ごもった。
平隊士から助勤(指揮官)に抜擢されて給料も増えた鹿内は
上司の原田左之助にも祝われて幸せに過ごしていた。


826本当にあった怖い名無し:2013/07/03(水) 22:28:29.87
ある日、不逞浪士たちがきなくさい相談の為に会合を開くという情報を得て、
新選組を二つに分けて討ち入る事になった。
副長、土方が率いる大隊は最も怪しいとされる料亭「丹虎」へ。
局長、近藤の少数精鋭の隊は「池田屋」に向かう事になり、鹿内は土方隊に配置された。

だが、二人の隊士をつれて会所に向かう途中で
酔った薩摩藩士たちに出くわして斬り合いになり、「妻子の為にも死にたくない」と剣が鈍ってしまう。
結局隊士二人は殺され、それから着いた丹虎に浪士は現れず、
池田屋へ向かい近藤隊と合流してからも戦果は挙げられなかった。


828 本当にあった怖い名無し:2013/07/03(水) 22:32:14.95
その後、隊の再編成の折に降格になり平隊士に戻ってしまったが、
鹿内を気に入っていた土方は名誉挽回の機会を与えた。
しかしその任務でも怯えてしまい士道不覚悟とされた結果、小つると1歳少しの娘そのを残し、
同じく妻子のある原田左之助によって誅殺される。

みたいな感じの話だった。長くなってごめん
誰も悪くないのがまたやるせない…しいて言うなら鹿内が原田みたいに
「妻子の為に勝って生き延びるぞ!」と思える男じゃなかったのが悪かったんだろうけど…。
鹿内自身は架空の存在だけど
こういう話は実際にゴロゴロあっただろうし、この時代の武士は大変だな。

 

新選組血風録 (角川文庫)
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