ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その141 » ラシャーヌ!/グリンダ(魔夜峰央)

8071/3:2013/08/12(月) 16:19:55.45
魔夜峰央の連作ギャグ漫画「ラシャーヌ!」から

主人公ラシャーヌはインド人実業家の一人息子で、一目惚れと失恋を繰り返す美少年。
今回は父のお供でドイツを訪れ、高名な老音楽家の内弟子の美少女に一目惚れした。
音楽家の所には作曲家志望の美少女の他、天才フルート奏者の美少年が住み込んでいる。

ある日、美少年のために作曲した曲の楽譜を美少女が見せると、
美少年は僕みたいな天才によくもこんな駄作を演奏しろと言えたもんだな!と罵倒した。
美少女が涙をこらえて走り去ったのをラシャーヌは偶然見ていて、
美少年もラシャーヌが見ていた事に気づいた。

翌朝美少年は美少女に、昨日は悪かった、演奏がうまくいかなくてイライラしてたんだ、と詫びた。
お詫びの印にとカメオのブローチをプレゼントした美少年は、
あのインド人(ラシャーヌ)は君を好きになったようだ、きっとデートを申し込む。
そうしたら応じてやって、別れ際にこっぴどく振ってやってくれないかなあ、僕のために。
と丸め込み、美少女は戸惑いながら承知した。


8082/3:2013/08/12(月) 16:21:01.03
ラシャーヌは美少年の思惑どおり美少女をデートに誘い出した。
別れ際に美少女は、心を鬼にしてラシャーヌをどなりつけた。
「つまらなかったわ、時間の無駄よ!あなただってどうせ、
 お父様の商談がらみで先生を丸め込もうとして私を誘惑しただけなんでしょ?」
「さようなら、あなたの顔なんか見たくないわ!」

美少女が帰宅すると、音楽家が待ち構えていて破門を申し渡した。
カメオのブローチは音楽家の亡妻の遺品で、
奥様の宝石箱を美少女が漁っていたと美少年が嘘を告げ口したのだった。
「貸してほしいと素直に言えば貸してやったのに…」

バルコニーで美少女に詰め寄られた美少年は、僕みたいな天才に
君なんかが惚れるなんて烏滸がましい、だから罰を与えてやったのさ。とせせら笑う。
美少年を突き飛ばそうとした美少女は、ひらりとかわされて逆に墜落した。
美少女を諦めきれずうろうろしていたラシャーヌは
偶然会話を聞いていて、美少女を病院に担ぎ込んだ。
命に別状はないが顔に大きな傷が残る、と聞かされたラシャーヌは復讐を誓った。


809 3/3:2013/08/12(月) 16:22:28.39
ラシャーヌは街中の骨董商を駆けずり回り、復讐に必要な品を見つけた。
「本当もなにも、先祖がその人物から直接買い上げたものでございます」

美少年は古びたフルートの小包を受け取った。差出人不明。
『わたくしはあなた様の熱烈なファンであります。
 家宝のフルートをあなた様に演奏していただきたく云々』
という手紙がついている。
半信半疑で吹いてみると、予想に反した名器。
(こりゃすごい、僕の腕にこのフルートがあれば…!)
夢中で吹いていると、化け物が現れた。演奏をやめようとしても指が勝手に動き続ける。
化け物は増え続け、美少年に襲いかかるとどこへともなく消えていった。

「正しく吹けばネズミだろうと子供だろうと操れるけど、
 知らずに吹けば何を呼び出すかわからない悪魔の笛さ」
ハーメルンでの出来事である。終


812 本当にあった怖い名無し:2013/08/12(月) 17:46:20.63
ありがちな復讐譚っぽいけど、結局誰も救われてないのが辛いな
美少女は顔に傷を負って音楽の道を追われる
美少年は化け物と一緒に消える
老音楽家も人は良さそうなのに、結局弟子を失ってしまう
音楽家が心変わりして少女を呼び戻すくらいのオチがついてればスッキリするが・・・

 

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