ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その142 » 傷つきやすい青春(高橋葉介)

2381/3:2013/08/30(金) 13:04:13.04
高橋葉介の短編漫画「傷つきやすい青春」たぶん80年前後の作品

主人公は恋人に振られたショックで会社に五分遅刻して馘首になった。
「あたしがいなくちゃダメになっちゃうって、あたしがいようといまいとあんたは元からダメ人間よ」
「お茶汲みと鉛筆削りとトイレ掃除しかできない君が
 五分も遅刻したおかげでわが社は倒産寸前だ!無能!恥知らず!」

下宿のおかみは、無職に貸す部屋はないと荷物を売り払う。


2392/3:2013/08/30(金) 13:07:03.73
恋人からの電話を取り次ぐかわりに(もう下宿人ではないのだから電話を貸してやる義理はない)
母親の形見の指輪を要求されたので拒むが、
指輪をはめた指をよこせばいい、あなたは指を手放しただけで指輪を手放したわけではないのだから。
と言われて主人公は喜んで指を切断した。

電話で呼び出されたのでたった一人の友達に一張羅を借りるが、
「担保として」片目をスプーンでえぐり取られる。
血が止まらないので薬屋に行くと、
頭蓋の上半分がなくて脳味噌剥き出しの店主がコルク栓をブチ込んでくれたが、
財布を忘れたので「代金の代わりに」頭蓋を斧でスパーン!されて取られてしまう。
「おお、ア○ランスより具合がいいぞ♪」


240 3/3:2013/08/30(金) 13:10:05.29
待ち合わせ場所に行くと、
剥き出しの脳味噌に背後から斧の一撃を食らって主人公は死ぬ。
恋人の新しい彼氏の仕業だった。
「このご面相で君につきまとうなんて」
「前はこんなに酷くなかったのよ、どうしたのかしら」

(…僕の死体はしばらくほったらかしだったが、
ある日硫酸の雨で溶けて流された…僕の心は初めて安らいだ…)

主人公の名前はトポル。
ずっと後に澁澤龍彦経由でローラン・トポルを知って、ああなるほど、ってなった。
手の込んだやり方で首吊りする男とか、
チーズ卸し器で自分の顔をすり卸す男とかのブラックユーモア系イラスト。

 

ここに愛の手を―ワイド版 (高橋葉介ベストセレクション)
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