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690本当にあった怖い名無し:2013/10/06(日) 14:26:47.10
式貴士の小説「カンタン刑」から。

殺人・強姦を繰り返した凶悪犯(主人公)にカンタン刑が下された。
カンタン刑とは1時間で終わる刑罰であるが、
死刑よりも重罪とされ、執行されるのは全世界でも初めてだった。
執行日当日、主人公は辺り一面にゴキブリが敷き詰められている部屋で目を覚ます。
最初その異様さに発狂するも、次第に慣れ、
ゴキブリをもいで遊んだり、ゴキブリのパフェを作って食べるまでになった。
(このシーンは本当にグロい。読んでて吐きそうになる。)

その後も、さまざまな拷問が続き、次に目が覚めると今度は独房の中にいた。
独房には一匹の猫がおり、人恋しさからか、名前をつけて可愛がるようになる。
しかし、元々の性癖は変わっておらず、猫の髭を抜いたり、乳首をひきちぎろとするようになった。
翌日、ある異変に気づく。体が縮んでいるのだ。
そして、その背後には 恨めしそうに見つめる猫が・・・

実はカンタン刑とは、薬物注射により悪夢を見せ、肝胆を寒からせむ刑だったのだ。
既に恐怖で白髪になった主人公をよそ見に、官吏が腕時計をチラリと見る。
刑の執行から一分も経っていなかった。


691本当にあった怖い名無し:2013/10/06(日) 14:45:37.51
それを元にしたと思える話が「世にも奇妙な物語」でありましたね

693 本当にあった怖い名無し:2013/10/06(日) 14:53:37.58
>>690
元ネタは「邯鄲の枕」だと思います

702 本当にあった怖い名無し:2013/10/06(日) 19:01:19.31
肝胆が冷える刑と思わせて、
実は邯鄲の夢枕(一生を雑炊が炊きあがるくらいの短い時間で夢みる枕)でした
ってことだからあえてカタカナにしてるんだろうな

704 本当にあった怖い名無し:2013/10/06(日) 21:56:41.42
>>702
簡単・邯鄲の夢・肝胆寒からしめる刑、の三つを掛けてたな

 

カンタン刑   式貴士 怪奇小説コレクション (光文社文庫)
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