ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その143 » 三丁目の夕日/麻雀(西岸良平)

9761/3:2013/10/14(月) 06:26:05.92
漫画『三丁目の夕日』より

主人公の中太郎(ちゅんたろう)は母と2人で暮らしている
母は『鳴きの竜』の異名を持つ凄腕の雀士で、幼少期から麻雀に親しんだ中太郎は
小学校へあがる頃にはそこらの大人顔負けの雀士になっていた

それから数年後、高校生になった中太郎は賭け麻雀に手を出すようになっていた
借金で首が回らなくなった母に代わり、その稼ぎで自らの学費や生活費を賄うためだ
心配した友人は「いつか痛い目を見るぞ」と忠告するのだが、
当の中太郎は「商店主や町医者から小遣いを巻き上げる程度だから平気さ」
とどこ吹く風で馴染みの雀荘へと向かっていった


9772/3:2013/10/14(月) 06:27:57.98
その日のカモはにこやかで人当たりのよい中年男
金払いはよいが腕はさほどではなく、その日の稼ぎは上々だった
上機嫌で家路につく中太郎だったが、黒服の男たちに囲まれ車に押し込まれてしまった

向かいの座席には先ほどの中年男
彼は一帯を仕切るヤクザの親分だったのだ
死の恐怖に震える中太郎に親分は助かる条件を示す
これから4つの組の縄張りを賭けた麻雀が行われる
それに組の代打ちとして参加し、勝利すれば礼金100万円付きで解放してやると言うのだ
(負ければ湖の底で魚と遊ばせてくれる)
中太郎には従う道しかなかった

中太郎が会場に着くと、既に他の組の代打ちが2人待ち受けていた
和服の男とチャイナ美女、いずれもただならぬ気配を放っている
そして中太郎の前に現れた最後の1人、それは彼の母である鳴きの竜その人であった


978 3/3:2013/10/14(月) 06:29:51.95
それから数年後
中太郎は家庭を持って幸せに暮らしていた
嫁はチャイナ美女で一人息子もおり、鳴きの竜も含めた4人暮らし
家族で麻雀を打ちながら中太郎たちはあの夜の事を思い出していた

-以下回想-
突然目の前に現れた母の姿に驚く中太郎
そんな彼に母はこっそりと目配せをした
イカサマをするぞ、と
実はこの母、実力もさることながらイカサマの腕もまた一流であり、
息子にもその技は受け継がれていたのだ
この決死のイカサマコンビ打ちにより、なんとか中太郎は命と100万円を掴み解放された
(なお二位は母で次がチャイナ美女、和服の男が最下位)
その後なんやかんやで中太郎とチャイナ美女の交際が始まり今に至る
-回想終了-

中太郎たちにとってあの日の事はただの思い出になっていた
和服の男が湖で魚達と戯れているであろうことも含めて
談笑する大人たちをよそに、息子はアガリを宣言する
国士無双
この少年もまた、両親たちの血を引き麻雀と共に歩んでいくのだろう


979 ヨーグルト:2013/10/14(月) 06:31:44.72
後味良いじゃん

981 本当にあった怖い名無し:2013/10/14(月) 09:24:10.66
>>978
俺もそれ読んだときなんかスッキリしないものを感じた
命の危機にまで陥ったギャンブルを平気で息子に教えんのかよ…と

 

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