スーホの白い馬

54本当にあった怖い名無し:2013/12/19(木) 22:10:31.82
小学校のころ読んだ「スーホの白い馬」って話が
なかなか後味が悪いというか理不尽だった

簡単にまとめると、
羊飼いでおばあさんと二人暮らしのスーホっていう少年がだ
親からはぐれたと思われる白い子馬を保護するのよ
で、まあ一緒に暮らしていくうちに絆が芽生える訳。

それで数年後に領主主催の競馬大会が開かれる
スーホは優勝賞金でおばあさんに恩返しするために
馬と一緒に大会に出て優勝したんだが、
領主はスーホの白馬が欲しくなって
家来に命令してスーホを半殺しにして馬を奪い取った

これだけでも酷いが、
後日領主が白馬に乗ろうとしたら白馬に振り落とされた
それで、それを逆恨みした領主は逃げ出す白馬を矢で射させる

白馬は傷だらけになりながらもスーホの元に帰るんだが、
数日後に息絶えてしまう

全ての元凶である領主に天罰が降らないのが理不尽だった
しかもこの話は教科書に載ってた


55本当にあった怖い名無し:2013/12/19(木) 22:58:52.32
そのあと、スーホの夢に白馬が現れ、
自分の皮を使って楽器にするように頼んだため
スーホは馬の皮で弦楽器をつくりました。
これがモンゴルの伝統である、馬頭琴の由来です。
馬は死して楽器を残す。

73 本当にあった怖い名無し:2013/12/20(金) 21:51:38.80
>>54
これを上演する子供向け劇団の公演のポスター作る仕事があって
あらすじ読んで鬱になったわ
なんで夏休み中の浮かれた子供相手に
こんな悲しい物語を提供するんだろうと思った

 

スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)
スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)