ホーム » 小説 » 小説/あ行 » S.I.C.HERO SAGA/「MASKED RIDER SHIN EDITION -終わりの始まり、始まりの終わり-」(早瀬マサト)

481真・仮面ライダー(1/8):2014/03/13(木) 20:29:07.28
S.I.C HERO SAGAって小説シリーズの
仮面ライダーシン編「終わりの始まり、始まりの終わり」

特撮のネタだし前提の知識とかも含めて解説するので、
とても長くなるから苦手な人はスルーしてね

仮面ライダーシンは1992年のビデオ映画『真・仮面ライダー 序章』の主役
このビデオ映画は「原作者・石ノ森が実現したかった仮面ライダー」というもので、
シリーズで初めて明確に大人向けの作品として作られたもの

HERO SAGAの仮面ライダーシン編は直接の続編ということになる


482真・仮面ライダー(2/8):2014/03/13(木) 20:33:34.52
『真・仮面ライダー 序章』のおおまかなあらすじ

主人公・風祭真は
臨床免疫工学の研究者である父に協力し、自ら実験台になっていた
しかしあるときを境に殺人を犯す夢を見るようになり、
また現実にも怪人に女性が殺害される事件が街中で発生していた

ある日、真は父の共同研究者である鬼塚が、
工場でなんらかの医学的処置を自分に施している姿を見る

その後、武装集団が工場に突入。
真は気絶し、目を覚ますとそこには惨殺された武装集団の姿
その殺害の瞬間も脳裏に刻まれていることから、
真は怪人の正体は自分ではないかと疑念を抱くように


483 真・仮面ライダー(3/8):2014/03/13(木) 20:39:50.11
翌日鬼塚を問い詰める真だが、
鬼塚は「バッタには仲間と意思疎通をするテレパシー能力がある」と話しただけ

再び工場に向かうとセーラという女性に会い、
父の研究を支援している『財団』をつぶすため協力してほしいと頼まれるが
そこを狙撃手に狙われ、詳しい話も聞けず真は逃走
真は自分が人殺しだと思い込み荒れるが、
研究所の職員である明日香愛は真に寄り添い慰める

その夜、研究所から出てきた謎のトレーラーを追いかける真
すると武装集団がトレーラーを攻撃、
そこから出てきたのはバッタのような怪人に変化した鬼塚
それに反応するかのように、真も鬼塚と全く同じ姿に変貌してしまう


484 真・仮面ライダー(4/8):2014/03/13(木) 20:42:18.84
翌日、愛から『財団』の目的を聞かされる
『財団』は軍需産業を掌握するため、
遺伝子操作によって改造兵士を生み出そうとしていた
鬼塚はそれに反抗し、自らと真をバッタの遺伝子を組み込んだ改造兵士にした
しかし鬼塚は自我を保てず凶行に走るようになり、
真はテレパシーで鬼塚の行いを自分のことのように受け取ってしまった

愛は真にこれ以上干渉しないように『財団』に陳情するが、拉致されてしまう
その胎内には真の子供が宿っており、
『財団』は真や鬼塚の代わりにその子を改造兵士のサンプルにしようと企てる
真の父も研究のため拘束されることに


486 真・仮面ライダー(5/8):2014/03/13(木) 21:09:44.18
真は胎児のテレパシーを感じ取り、研究所に突入
ほぼ同時にセーラの部隊が突入し、
真はそれに乗じて愛と父を連れて逃げ出そうとするが
そこに『財団』メンバーである所長が現れ、愛を射殺、
真は変身して怒りのままに所長を惨殺

愛の遺体を抱え、父と共に脱出を図るが、そこに立ちはだかるセーラの部隊
セーラの正体はCIAで、『財団』の研究成果である真をも抹殺しようとする
真と父が乗ったヘリコプターはセーラの部隊によって撃墜され、父は死亡
真はそれでも生き延び、愛の亡骸とその胎内でまだ生き続けている子供と共に、
闇の中へ姿を消していくところで幕


487 真・仮面ライダー(6/8):2014/03/13(木) 21:13:41.28
ここからが『S.I.C HERO SAGA』仮面ライダーシン編
時代はそれから20年以上後

『財団』とCIAの双方から狙われている主人公
主人公はそれぞれの刺客と交戦するため仮面をかぶって戦う
それは昔のTV番組『仮面ライダー』の主役を基にデザインしたもの
主人公はOPナレーションの
「仮面ライダーは自由のために戦う」というフレーズが気に入り、
『財団』とCIAに対して「自由のために戦い続ける」という意志を表明するために
あえて同じ姿にした


488 真・仮面ライダー(7/8):2014/03/13(木) 21:17:03.54
現れたのは『財団』の方の刺客、主人公と同じバッタ型改造兵士
『財団』の改造兵士は記憶を失っている
戦闘兵器として制御しやすくするように、
改造兵士は徐々に記憶と感情を失っていくようになっているのだ

しかし、主人公は何があってもその敵を忘れることができない
何故なら、『財団』から送られてきた改造兵士は主人公の父『風祭真』だからだ
つまり、『序章』で愛に宿っていた子供がこの話の主人公で、
真は記憶を失い『財団』に囚われて子を殺すための刺客にされた、という話


489 真・仮面ライダー(8/8):2014/03/13(木) 21:20:32.47
話は刺客の正体が明かされたところで終わっていて、
結局どっちが勝ったのかなどは明かされず
勝っても新しい主人公には辛い話だし、
『財団』やCIAは健在だからまだ闘わないといけない
それに記憶と感情を失うのは新主人公も例外じゃないので、
『財団』がつぶれたらいつか新主人公は理性を無くした怪物化するだろうし…

『序章』は徹頭徹尾暗い話だけど、それでも胎内の子と主人公は生き延びて
まだなんとか希望はありそうな話で終わってたのに
こっちはまるで救いがない話になっている

『序章』の主人公、勝手に改造させられて
親も恋人も失って散々だったのにそりゃねえだろ!って思った

 

S.I.C. HERO SAGA Vol.4 (ホビージャパンMOOK 540)
S.I.C. HERO SAGA Vol.4
(ホビージャパンMOOK)


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