女の一生 (モーパッサン)

535 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/09/02 13:30
昔読んだモーパッサンの『女の一生』が激しく後味悪かったです。
貴族生まれで何不自由なく育てられた主人公は明るく美しい幸せいっぱいの少女だった。
しかし結婚した夫は金遣いが荒く、女癖も悪く
主人公は貢がされ、虐げられ、嫉妬と怒りと悲しみを感じながらも何も出来ない。
たった一人の息子に偏執的な愛情を注ぎ、
お前だけが私の幸せとばかりに可愛がって可愛がって育てる。
やがて夫が死に、借金まみれの生活の中で息子だけには不自由をさせまいと女手一つで働くが、
息子は甘やかされて育てられてわがままに育ち最後は病気で動けない母親をおいて女とどこかに行ってしまう。
主人公は最後に言う。
人生の幸せの量は皆同じ。
私は自分の分を人生の前半に使い切っただけ。

子供のころ読んで、自分の幸せの量はこの人と同じかと思ったら
怖くて眠れませんでした。

 

女の一生 (新潮文庫)
女の一生
(新潮文庫)