ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その39 » あなたのうしろ(大橋薫)

806 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/18(水) 23:12:42
ふと思い出した前にどっかで立ち読みした漫画

主人公は小学生の男の子。
彼は両親と三人で暮らしているのだが、母親のことが大嫌い。
母親は太っていてブスだし、家でヒステリックに父親に怒鳴り散らしたりしているからだ。
さらに、今日は主人公が友達と下校していると怒りながらやってきて
「学校が終わったらすぐに帰ってきなさいっていているでしょ!」と、
主人公の腕をぐいぐいと引っ張り家へと連れて帰った。
母親が嫌でたまらない主人公は空想の中でこの母親は本当の母親ではなく、
本当の母親はもっと美人でやさしく、いつか自分を迎えに来てくれるんだと考えるようになる。
ある日彼が下校していると、女の人が自分を見ていることに気が付く。
その女の人は美人でやさしそうで彼が空想で考えていた母親にそっくりだった。
その女の人は彼の下校中にたびたび現れるようになる。
彼女はいつもちょっとはなれた場所から彼を見つめている。
その視線は何か意味がありそうなものだった。
主人公は、その女性が本当の母親ではないのだろうか?と考えるようになっていく。
ある日、いつも見つめているだけの女性が主人公のもとへ近づいてきた。
彼は、自分が考えていたように彼女が本当の母親で、
あの嫌な母親のもとから自分を迎えに着たのではと思い喜んだのだが。


807 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/18(水) 23:13:29
女性は手にナイフを握っており、その腕を高く持ち上げると主人公に向かって振り下げた。
わけもわからず刺される!と思った瞬間、何かが彼を包み込んだ。
それは、あの嫌いな母親だった。
母親が主人公を庇うように抱きしめる中、あの美しくやさしそうな女性が母親の背に何度も何度もナイフをを突き立てていた。

場面が変わって、母親の葬式の中。
彼はあの事件の後、あの女の人は父の愛人で、母親に父と別れないと自分を殺すと脅迫されていたこと。
その事のせいで母は父と意見が衝突していたこと。
母親は彼のことが心配で学校まで迎えに行っていたこと。を聞かされた。
「僕は知らなかった。お母さんがこんなに僕の事を愛していてくれたことを」
彼は母親の遺影の前で涙を流した。
おわり


808 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/18(水) 23:22:21
>>806
うわ~…久しぶりにむちゃくちゃ後味悪い…。

810 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/18(水) 23:57:34
>>806
いいねー。安易に「本当のお母さん」なんてものを想像したガキはムカつくが、
それでも同情

 

祈殺
祈殺


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