ホーム » 小説 » 小説/か行 » きみの知らないところで世界は動く(片山恭一)

727 名前:1/2 投稿日:2006/02/13(月) 14:00:23
同じ作者片山恭一の「きみの知らないところで世界は動く」も、後味悪いというか意味が分からない。
原作じゃなくてNHKでドラマ化したのをチラっとみただけだから、本当はいい話なのかも知れないけど。

高校生のカップルとその親友(男)の青春ストーリー。
3人は仲が良くいい関係でいたが、大学に進学し地元から離れバラバラになってしまった。
そんなある日、彼女が拒食症で入院してしまう。
病院で一人悩み苦しむ彼女を助けようと、主人公と親友は共謀し、深夜の病院から連れ出すことに成功する。
そのまま車でで3人は海の近くへと小旅行へ。
高校時代に戻ったようなひと時を楽しく過ごしていた。

だが夜になり姿の見えない彼女を探すと、旅館(?)のキッチンで食べ物を貪り食っているのを発見してしまう。
彼氏は衝撃に何もできず、見つかったことに泣く彼女を抱きしめたのは、主人公じゃなく親友だった。
彼女の病気や心を親友のほうが良く分かっていて、主人公は無力感に苛まれる。

次の日の朝、彼女のことや自分たちのことを語り合ったあと、親友はちょっと泳いでくる、と
一人で海へ向かう。
だがそれを最後に、親友は海の事故で命を失ってしまった。


730 名前:2/2 投稿日:2006/02/13(月) 14:03:00
それから数十年後、主人公ももう中学生の息子を持つ父親になっている。
高校の同窓会が開かれるということで、久しぶりに故郷へ帰る道すがら、懐かしい日々を思い出していた。
中学生の息子も、自分と同じように思春期の悩みを抱えてるようだったが、
自分の過去を思い出しアドバイスしようと考えている。

同窓会では、母親になりすっかり落ち着いた様子の彼女と出会う。
あの日から二人が会うことは無かったが、元気そうな彼女の顔を見て嬉しくなる。
学生時代の貴重な時間を懐かしむ二人。
自分の家族や人生を大切に思いながらも、お互いへの愛情を確認するのだった。

親友は天才系奇人というか長生きできなさそうなタイプだったんだけど、なんでここでいきなり死ぬのか
わからなかった。自殺ではなさそうだったし……
で、結局彼女とも別れてるし。
彼女を勝手に連れ出した上(一応連絡はいれてたけど)親友まで亡くなり、主人公のDQNさに唖然とした。
しかもそれを知ったような顔で息子に諭そうとしているとか。
非常に鑑賞後のモヤモヤ感が溢れていた。

 

きみの知らないところで世界は動く (小学館文庫)
きみの知らないところで世界は動く
(小学館文庫)


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