バートン・フィンク

27 名前:1/2 投稿日:2006/03/04(土) 18:42:59
90年の映画、「バートン・フィンク」

ハリウッド映画の脚本を書くことになった作家の主人公。
ある日、主人公はある女性に一目惚れをする。
女性は、彼の憧れであった脚本家の愛人だった。
後日、仕事のことでスランプに陥った主人公は女性を呼び出し、
彼女と一夜を過ごすが、翌朝女性は血だらけでベッドに横たわっていた。
主人公はあまりの事態に困惑し、
隣に住む保険屋の友人に現状を告げると気絶してしまう。
目を覚めると、女性の死体は友人の手によって持ち去られていた。
代わりに主人公に謎の紙箱を渡すと、友人はそのままニューヨークへ旅立った。
主人公は気を取り直し、全く進んでいなかった原稿の執筆を再開するが、
今度は彼の元に刑事が現れ、例の友人の写真を見せられる。
刑事の話によると、どうやら彼は有名な殺人鬼らしい。
そして、あの脚本家までもがすでに彼に殺されていた。
刑事がベッドにある血痕を見つけ、主人公を連行しようとすると、
殺人鬼の友人が突如現れ、刑事二人を撃ち殺し、ホテルに火をつけて、自室へと姿を消す。
数日後。完成した脚本を提出する主人公だったが、
自信作にも関わらずダメ出しをされて、さらには仕事をクビにされてしまう。
途方にくれる主人公。渡された正体不明の箱を持って、
一人で海岸に訪れると、そこには自室の壁の絵と同じ女性の姿が居た。
主人公が女性に話かける。
「君、映画に出てた?」
終わり。


28 名前:2/2 投稿日:2006/03/04(土) 18:44:06
一度見直すと話が噛み合わないので、
やはり作家としてスランプに陥った主人公の妄想が入れ混じった話だと思われる。
ただ最後まで露骨にネタばれしていないので後味の悪さが残っているし、
人によっては結構違う解釈が出てくる作品。
最後の「映画に出てた?」という台詞は、英語のままだと、Picture(映画)とPicture(絵)をかけてある。
ちなみに、殺人鬼の友人は、犯行後、死体の頭を持ち去る癖があるので、
主人公に渡された箱の中身はもしかすると・・・。
(ここらへんもボカしてあって最後まで分かってない)

29 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/04(土) 19:01:14
>>27-28
あの映画、主人公が女性が死んでるのを見つけるシーンしか覚えてない。

朝、目覚めた主人公が隣の女性を何気なく見る。
女性の裸の肩に、蚊がとまっている。
主人公はその蚊をペチンと叩く。
すると、シーツに女性の血がどわ~っと広がっていく・・・

こっちは「蚊を潰すと血が出る」という現象を無意識に連想してるから、
いきなりベッドへ広がり出す血に、一瞬眩暈にも似た混乱が生じた。

確かにワケわからん後味の悪さが残る映画だが、あのシーンは逸品だと思う。


31 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/04(土) 20:10:33
ワカラン(´・ω・) 不条理系なの?

33 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/04(土) 20:31:20
「バートン・フィンク」は不条理系ですね。
意味もなく安ホテルの古い壁紙が、うだうだっとした暑さのせいで
べろべろっと垂れ下がってきたり、変な描写や登場人物が多い。
一回見たけど詳しいこと忘れた。カンヌ映画祭で賞をとってるはず。

最初から不条理物、変わったスリラー物と宣伝していたと思うので、
後味は悪いというのはそれでOKではないかと。
監督脚本がコーエン兄弟という人たち


34 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/04(土) 20:36:36
>>バートンフィンク

十年以上前、パソ通で知り合った人に見せて貰った。
微妙に話しが違うぞ。
→ラストに主人公は馘首になったのではなく、永遠にこき使われることが暗示される。
→友人に「僕の両親の家に泊まるといいよ」と勧める。殺人鬼であることを掲示に聞かされた後、
 両親の家に電話するが誰も出ない。
→ラスト、主人公が女性に話かけたあと、女性は絵と同じポーズをとる。


35 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/04(土) 20:56:56
>>31
不条理系です。
この手の映画は文章で説明するのが本当に難しい。

 

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