ひみつ(ももち麗子)
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826 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/06(木) 02:33:59
- ももち麗子の「ひみつ」
夏休み、主人公はデートの後に彼氏と分かれ、帰宅するところでDQNと遭遇
だがそのDQNが群れているのはいつもの事だったし、まだ明るい時間帯だし
特に気にせずいつも通り目をあわせずに通り過ぎようとする。
するといきなりDQNが主人公の口を抑えて引きずり出した。抵抗するがかなわない。
その頃彼氏は主人公の忘れ物に気付いて追いかけるが、
連れ去られた後の主人公はどこにもいない。後日渡せばいいやと彼氏はそのまま帰宅。ぼろぼろの姿で帰宅する主人公。全てを察した両親は娘を警察に連れて行く。
たとえ婦警相手にでも性被害にあいましたなどと恥ずかしくて言えないと言う主人公。
それにDQNたちはポラロイドで写真を撮ってきた。警察に行ったら学校や近所にばらまかれてしまう。
無理強いする事は出来ず、家族は警察に行くのをやめ帰宅。夏休みがすぎても学校に行けない主人公。レイプされた日から生理がこない。
妊娠の可能性に怯えていたが、やがて生理がきた。車で送られ学校に行く。
皆の些細な言動に怯えながらも少しずつ事件前のように明るい調子を取り戻していき、
徒歩で帰宅しようとしたところ、DQNに遭遇。写真を盾に関係を迫られるが、写真を奪って逃げる事に成功。
だが、通りかかった友人に写真を見られてしまう。事情を説明すると、
友人は泣きながら「フェラされたんなら噛み千切ればよかったのに」と言う。
思い出して嘔吐する主人公。襲われた時、刃物をつきつけられ主人公は悲鳴すらあげられなかった。教師の吸う煙草の匂いに、煙草を吸っていたDQNを思いだし、フラッシュバックを起こし狂ったように叫ぶ主人公。
事件以来護身用に持っていたカッターで教師を切りつけてしまう。幸い軽い傷ですんだ。
学校にやってきた両親は「どうか娘を許して下さい」と謝りながら泣き出す。主人公の言動の変化を心配していた彼氏はどうしたんだと聞く。
父親は言っても傷つくだけだと止めるが、主人公は長い苦悩の末彼氏に全てを打ち明ける。
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827 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/06(木) 02:34:51
- 「お前にも落ち度があったんだろう」
「なんで死んででも抵抗しなかったんだ」
机を叩いて彼氏は怒鳴ると、泣く主人公を置いて走り去っていった。
彼氏なら理解してくれると思っていたのにと主人公は泣き叫ぶ。主人公は引越して学校も変える事を決意した。
見送りにやってきた友人たちにも引越し先は教えなかった。
「まだ処女じゃなかっただけよかったんだよ」と友人は言う。
悲しそうに笑う主人公を見送りながら、あんな事なんの慰めにもならなかったと友人たちは泣く。
車の中で母と寄り添いながら主人公は思う。
もしも自分が処女だったら。あるいは幼い少女だったらと。
彼氏のように自分を非難する者などいなかったのではないかと。
もう女に生まれてきた事自体が落ち度にしか思えないよと泣く主人公を母が抱きしめる。
主人公が住む事になる新しい街の風景を映し出して終わり。DQNへの制裁も、主人公のトラウマの克服も、それを支える彼氏もなくて唖然とした
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828 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/06(木) 02:44:13
- >>826
うわ・・・・後味悪~~~マジで男は、レイプなんて本気出せば絶対抵抗できるもんだと思ってるんだろうね。
そんで、結局レイプされた側も実は喜んでただろうなんてAV観すぎだから。
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829 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/06(木) 02:48:53
- 延々と重い話ですね
まさしく後味悪い…
「かみちぎれば」「処女じゃなかっただけマシ」なんて他人事だから言える心ない台詞、
彼氏の身勝手な逆ギレ、作者は何かトラウマを持っているのかな
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832 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/06(木) 05:01:24
- 829
作者にトラウマがあるわけじゃないと思うよー。
ももち麗子の作品は、いぢめとかセクハラとか社会問題をテーマばっかだよ。
絵は思いっきり少女漫画だけどね…。
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833 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/06(木) 05:04:23
- 問題提起シリーズだね。
やるせない話が多くてへこむよね。
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837 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/06(木) 10:14:05
- >彼氏なら理解してくれると思っていたのにと主人公は泣き叫ぶ。
馬鹿だなあ。
これは仕方ないよ。
人生経験豊富な男ならともかく、高校生のがきんちょに
レイプ経験受け入れろと言ったって無理だろう。>友人は泣きながら「フェラされたんなら噛み千切ればよかったのに」と言う。
これが一番きっついね。
異性に理解されないのは諦めがついても、同性から言われたら立場がない。