ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その45 » 秘密(トップ・シークレット)(清水玲子)

467 名前:秘密1 投稿日:2006/04/17(月) 16:56:17
清水玲子と言えば秘密。これも漫画。

今より未来の世界で、脳の謎が全て解明された。
死者の脳に記憶された情報を取り出すことができるようになり、
殺人事件の解明が容易になると期待される。
しかし、これに落とし穴があった。
脳の記憶を再生する事は出来ても、早送りが出来ない。
延々と事件とは関係ない死者の人生を見続け、
殺される瞬間が再生するまで待たなければいけないのだ。

この技術がいよいよ実践に投入される事になった。
実験第一号は、某国の暗殺された大統領。
彼は真面目で品行方正であり、公人としても私人としても優れた人物だった。
家庭トラブルもなく女性問題もなく、およそ人と争った事が皆無。
その大統領が別荘で殺された。
銃で暗殺され、折ってから逃れるようにベランダで息絶えていたのだ。
手がかりは何もない。
事件究明に、この装置が投入された。


468 名前:秘密2 投稿日:2006/04/17(月) 16:56:48
主人公と捜査官達は、再生される大統領の人生をなぞっていく。
非の一転もなく、一度の過ちもなく、優等生の人生を歩む大統領。
ある日、大統領はパーティーにて娘の恋人を紹介される。
彼は若く美しかった。
大統領は彼から目をそらせなくなり、気が付けば目で追ってしまう。
意外な成り行きに驚く一同。

そして運命の時がやってくる。
大統領が別荘で一人くつろいでいる時、たまたま押し入った強盗と鉢合わせしてしまった。
動転した強盗は逃げながら大統領に向かって発砲。
直撃を受けた大統領は、瀕死の身体でベランダまで這っていく。
娘の婚約者を隠し撮りした、たった一枚の写真を粉々にし海へと投げ捨てるために。
写真を引き裂いた後、大統領はこと切れた。


469 名前:秘密3 投稿日:2006/04/17(月) 16:57:54
暗殺でも何でもなかった。これは不幸な事件だった。
大統領のたった一つの秘密は伏せられ、事件は極秘に処理されるはずだった。
だが翌日メディアがすっぱぬいた。誰かが漏らしたのだ。
高潔な大統領は実はホモだった、娘の婚約者に恋をした大統領、新聞は面白おかしく書き立てる。
今まで一つの噂も隙もなかっただけに、格好のネタにされてしまったのだ・・・

と言う話しなんだけど。
大統領は真面目に真面目に生きてきて、ホモったわけでもナンパしたわけでも口説いたワケでもないのに。
国のため世のため人のため、一生懸命尽くして頑張ったのに。見てただけなのに。
最後の最後に初めての片思いが祭りに発展しちゃった大統領を思ったら、非常に後味悪い。
残された娘と妻の今後を考えても、何だかもう・・・

おまけに、続編がロリコン顔の美少年刑事と大人刑事のホモ話しになってしまっている。
作品そのものが後味悪い。


488 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/17(月) 22:03:44
>>467
要約うまい、GJ。
でもちょっと訂正させて。

脳の構造を解明したわけじゃなく、その未来の設定では人間はみな生まれた直後に脳にチップを
埋め込まれる。<記憶を盗み見るためじゃなくて、別の目的があってそうしてた(その目的は忘れた)
でも何かのきっかけで、そのチップのデータを読み込むと持ち主の生前の視界が再生できるという事に気づく。
そんな時に大統領暗殺事件が起きたので「いい機会だ」とばかりチップを使った捜査を始める。
でもこのチップには欠陥があって、持ち主の視界の映像のみが記憶されているので、音声がない。
それで投入されたのが読唇術に長けた主人公。
で、>>467が書いてくれている通りの展開になる。

この主人公、実は自分の母親に家族愛とは違う愛情をもっていたんだけど、この事件の後に
「見つめるだけでも秘密は暴かれる。それならいっそ二度と彼女を見られない場所へ」と
どこかに去っていってしまうんだよね。
何の事情も分からず息子が失踪してしまって母親も可哀想だし、何か色々後味悪い。

 

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