ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その46 » 死と彼女とぼく(川口まどか)

644 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/10(水) 02:11:21
後味は悪くないが野菜つながりで思い出した。
「死と彼女と僕」という漫画の中で、犬猫どころか野菜や魚の声まで聞こえる少年が出てきていた。
そのため牛乳ぐらいしか飲めなくて、八百屋や魚屋の前を通る時はいつも耳を塞いで全力疾走。
堪えかねて鼓膜を三度破るが、腕のいい医者によって治されてしまい、これ以上迷惑はかけられないからとやめる。
踏み潰されるダニの悲鳴まで聞こえちゃうレベルなので成長と共になんとか慣れ、
同じような能力を持つ少女とエロイ仲になって救われるが、なんかいつも悲壮感が漂ってる。

696 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/11(木) 01:48:51
死と彼女とぼくは短編で基本的にはハッピーエンドなんだけど
出てくる死者達の境遇がやるせない。

死者や動物・植物の声が聞こえる優作と
優作よりは力が弱いが霊が見えてしまうゆかりが
出合った死者をなんとか救おうとする話

何話か文にしたけど、今手元に本が無いので内容は怪しい。
意味不明だったらごめんなさい


697 名前:1/2 投稿日:2006/05/11(木) 01:50:44
ゆかりは小さい頃、霊が見えることについて対処できず苦しんでいた。
睡眠薬を飲まないと眠れないほどに。
そんな中、いつも自分のすぐ側に黒い影の霊を感じていた。
けれどその影が見えるときは運動会に追い風が吹いて
かけっこで1位になったり、幸運な事が起こるので悪い者ではないと感じた。

次第にその霊とコミュニケーションが取れるようになったある日
父親が「昨夜は楽しかったな」とゆかりの記憶にないことを言う。
その霊がゆかりの体の中に入って、父親とゲームをしていたのだ。
ゆかりの眠りが深く思わず入ってしまったのだと。
だがもう体に入るのはやめるという。取り返しのつかないことになると。


698 名前:2/2 投稿日:2006/05/11(木) 01:51:27
「あなたは私のお兄さん?それともお姉さん?」
ゆかりの母はある決まった日に花を飾っていた。
ゆかりが生まれる前、生まれる事が出来なかった赤ちゃんがいたのだと。
それでゆかりはそばにいたその霊が母親の流産した子だと気付いたのだ。
「お父さんと遊びたいでしょう?お母さんと話したいでしょう?だから私の体をあげる」
霊は思う。どうしてこんなに傷ついた妹を、突き放すことが出来るだろうか?

そしてゆかりはいつもより睡眠薬を多く飲み、二人は・・・体を入れ替えることに失敗した。

ゆかりの体に入ろうとしたその瞬間、無数の死者が押し寄せてきたのだ。
死者はみな生き返りたいと願っている。そのチャンスをずっと窺っていたのだ。
霊は弾き飛ばされ、行方がわからなくなり無事かどうかもわからなくなってしまったのだ。

「つい最近その死者に会って、この話を聞いたんだ。ゆかりちゃんを心配していた」
と優作はゆかりに言う。

また巡り合えたので結果的にハッピーエンドです。


699 名前:2話目・1/2 投稿日:2006/05/11(木) 01:52:26
ある女の子が小さな死者を見つけた。女の子は自分にしか見えないその死者を妖精だと思いこむ。
その女の子の両親は仲が悪く、女の子にもあたり寂しい思いをしていた。
家に連れて帰ってしばらくするとお花が無い、と泣き出してしまったが
たくさん花を買ったり音楽を聞かせたりして何とかなだめていた。
「自分も妖精になりたいな・・・あなたはどうやって妖精になったの?」
「そらの おそらが まるくなったとき おりは ようせいになったきがする」
妖精になる前のことはあまり覚えていなかったのだ。

実はその死者(妖精さん)は、優作が安らかな良い(?)死者にしようと
花と緑の多い場所に寝かせて落ち着かせていたところだった。
優作はこののままじゃいけないと、何とか探し出したが女の子は「妖精さん」を
返すことを拒む。
「どうしてその子が妖精になったか教えてあげるから」と優作に言われしぶしぶ家に上げた。


700 名前:2/2 投稿日:2006/05/11(木) 01:53:27
しかしその時女の子の両親が帰ってきてしまった。
母親は「塾にも行かないであなた何やってるの?!」と怒鳴り散らし手を上げたのだ。
女の子と叩こうとする母親の後ろには窓に映った大きな満月。
妖精は全てを思い出す。
「空から水が降らなくて 何日も何日も水が無くて たくさんの人が祈って・・・」
昔日照りが続いた時期、村人は小さな男の子を生贄として捧げた。
満月の夜、父と母を呼び泣き叫ぶ子供の首をはねたのだ。・・・そして子供は妖精になった。

思い出した衝撃で窓ガラスが割れ女の子の両親は入院した。が、そのことによって家族の絆を取り戻した。
女の子は優作に会い、妖精がずっと目を覚まさないことを知る。
何か自分に出来ることは無いか、と聞く女の子に対し優作は答える。
「幸せに暮らすこと。『妖精さん』に決し関わらないこと。寂しい子供は時々死者を見てしまう。
もう二度とこんなことが無いように、家族仲良く暮らしなさい」と。

やがて妖精は目を覚ます。妖精には穏やかな時間と優しさが必要だった。
そのときはゆかりちゃんに抱いてもらおう。彼女はとびきり優しいから。


696 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/11(木) 01:48:51
>>644
遅レスだけど優作が鼓膜を破らなかったのは
ゆかり(同じような能力を持つ少女ね)の声を聞いたからだよ。
個人的にエロシーンはいらないな・・・

 

死と彼女とぼく 全5巻完結 (講談社漫画文庫)
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死と彼女とぼく 全10巻完結 (講談社コミックスフレンド )
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