帰ってきたウルトラマン/第33話「怪獣使いと少年」

112 名前:1 投稿日:2006/04/30(日) 20:05:04
帰ってきたウルトラマン「怪獣使いと少年」より。

町外れの廃墟に住んでいた少年がいた。

その少年は色々な理由があり天涯孤独になり廃墟で暮らすしかないのだが、
廃墟に住んでいたのと毎日穴を掘るという奇行の為宇宙人では無いかと近所の中学生にいじめられる。

ある日中学生の度を過ぎたいじめに怒り念力のようなもので中学生に怪我を負わせ、
それにより町の住民達に本格的に宇宙人とみなされ、パンを買うのも拒否されてしまうようになる。


113 名前:2 投稿日:2006/04/30(日) 20:06:48
とうとう警官や暴徒となった町人達が少年の住む廃墟に押し寄せ少年を捕まえようとする。

しかし少年が取り押さえられそうになった時に廃墟の奥から老人が現れる。

老人はメイツ星人という宇宙人が地球人に擬態した姿であり、
一年前に地球の気候・風土を調べる為に地球に立ち寄り念力により宇宙船を地下に埋め、
更に近くに怪獣が生息するのを知り怪獣を封印した。

しかし公害などにより地球の汚れた空気で衰弱し宇宙船を掘り起こす程の念力を使えなくなっていた。

それを発見した少年と共に住む事になり、少年は宇宙船を掘り起こす為に毎日穴を掘っていたのだ。

と事情を話す。


114 名前:3 投稿日:2006/04/30(日) 20:09:47
それを聞いた警官や町人は渋々少年を解放するが、
今度は何も悪事を働いていないメイツ星人を迫害し始める。宇宙人というだけで、だ。

迫害はエスカレートしとうとう警官はメイツ星人を射殺する。絶句する少年。

そしてメイツ星人の封印から目覚め暴れ始める怪獣。
「た、助けてくれ~!」と言いながら逃げる町人達に中学生のいじめを止めさせたり
一部始終を見ていた郷秀樹(ウルトラマンと精神を共有している地球人)は
「あんた達が招いた事態だろうが!」と吐き捨てるように言うが
暴れる怪獣を放置するわけにもいかず変身して倒す。

少年は「おじいさんはきっとメイツ星に帰ったんだ。僕がメイツ星に行ったら迎えてくれるよな」と
老人の死を認めず今日も穴を掘り続ける・・・。

中学生のいじめの残忍さや廃墟内で何故か首吊り用のように輪になったロープがあったりと全体的に暗い話でした。


115 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/30(日) 22:10:39
うわぁ…後味悪ぅ………

少年やじいさんもそうだけど、戦わざるを得ないウルトラマンの心情を考えると……
しかもウルトラマンは同じ宇宙人なのに。
きっつい話だなぁ


117 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/30(日) 22:37:53
>>112
小学生くらいの男の子がボロボロの傘を差してパンを買いに行くんだよな。
店員は「悪いけどあんたには売れない。周りに睨まれるから」って追い返すんだよ。
少年は何も言わないで俯いて去っていくんだ。

ものすげートラウマ。


118 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/30(日) 23:03:27
>その少年は色々な理由があり天涯孤独になり廃墟で暮らすしかないのだが、
>廃墟に住んでいたのと毎日穴を掘るという奇行の為宇宙人では無いかと近所の中学生にいじめられる。
住んでる廃墟も無人になった家じゃなく、工場跡なんだよな。
畳みもない、床は地面、だだっ広いだけの空間。
人が住む場所じゃない。

そこで少年が七輪で米を炊いてる。
七輪だよ?俺ががきんちょの時`頃でも七輪は絶滅してたよ。
団扇で仰いでたらさあ、中学生が足で蹴飛ばすんだよ!
泣きながら反抗したら今度は踏みつぶすんだよ!
相手は小学生だよ?ありえねー!
少年は土にまみれて変色した米を黙々と拾い集める。

全ての映像がショックだった。
同じトラウマ抱えてる人がどれだけいるだろう?
俺は一生忘れない。

 

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