ホーム » 小説 » 児童文学・絵本・昔話 » 死人を食べる親子(松尾静雄)

487 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/06(火) 23:18:28
ちょっと面白い民話読んだことあるよ。
ある家で、ひとり娘のムコ取りをする事になる。
そこそこいい家柄なので、ムコ候補殺到。
オーディションは、ひとりずつ離れの一軒家に一晩泊まって行われるのだが、
翌朝には必ず蒼白になって逃げ出すか、病気になってしまう。
ひとりの男がこれに挑む。言ってみると、寝室の隣りの部屋には、
昨晩死んだという家の人の死体が寝かしてある。これくらい平気と眠りにつく男。
すると夜中になにやら気配が。そっと隣りの部屋をのぞくと、そこん家の娘が、
死体にかぶりついている。もぐもぐと美味そうに食い、口は真っ赤。
こっちに気がつくと、赤い口でにたりと笑う。
男、一瞬ビビるも、なにクソどうせ夫婦になるのだと部屋に入り込み、
「オレももらおう」と死体をガブリ。と、どうした事か、甘くて美味い。
何とそれは、餅に、熟した果実をつめて作った死体だった。
肝の座った男を選ぶための、父親のアイディアだった。失格者は見たことを固く口止めされ、
放り出されていたというわけ。男は無事にムコにおさまり、幸せに暮らしましたとさ。

これ、娘の事を考えたと言いつつ、考えてない!と思う。
いくら口止めしても、娘が死体食ってたと信じてるヤツら、必ず噂に流したと思う。
カゲで何を言われたことやら……何だか複雑に後味悪かったっす。


488 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/06(火) 23:23:54
>男、一瞬ビビるも、なにクソどうせ夫婦になるのだと部屋に入り込み、
>「オレももらおう」と死体をガブリ。と、どうした事か、甘くて美味い。

このあたりに男の器の大きさを感じますた


492 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/06(火) 23:46:16
昔話にはよく「ムコ選び」の寓話がある。ここに千年の昔からの女の浅はかな智恵が見てとれる。
選べば理想的なムコが得られると言う女の短絡思考に笑っちゃう。
選ばれようってワラワラ集まってくる時点でまともな男じゃあない事に気付くべき。
たかが女如きに媚びへつらってどーする。

495 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/07(水) 00:02:49
>>492
いや、多分話考えてるの男

499 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/07(水) 01:04:53
昔話でどうのいう以前に、婿選びってのは、
男の嫡子のいない家が、娘にダンナをとって家筋を残す手段で、
実際にあった事じゃないの? 選ぶのは「家」なんであって、
そもそも、結婚する方の女には選択権なんてないのが普通だと思ってたけど……

500 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/07(水) 01:22:11
>>499
だな。
今でもたまにあるね。家督を継がすための婿選び。
都内だが、江戸時代から続く酒屋で国だか文化庁から
歴史的建造物として保護指定(?)されてるとこがあってさ、
そういうとこに限って三姉妹。
やはり婿決定権は娘ではなく店の主人。
かわいそう。

 

瀬高むかしむかし―民話 (1982年)
瀬高むかしむかし―民話
(1982年)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...