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790 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/11(日) 23:19:29
小説だけど、題名も作者も忘れてしまった。

自分の体臭がとてもコンプレックスなOL女性。
ある日出会った男性と親しくなり、交際するようになる。
男は、女の体臭について何も言わなかった。
ずっと、恋も出来ずにいた女は、優しい人にめぐり会えた、やっと幸せを掴めたと思う。

彼のアパートに行くようになった女は、部屋から異臭がすることに気づいたが、
自分の体臭の事も彼は何も言わずにいてくれるんだから・・・と
彼女も部屋の異臭を指摘することは出来なかった。

ある日、女は手料理を作ったが、味付けで大失敗。
しかし、既にそれを食べ始めていた男は旨い旨いと平気で食べてしまう。
女は「この人は、味も匂いもわからないのでは?
   体臭も言わないのではなく、わからないのではないか?」と疑惑を持つ。
ためしに、お酢を白ワインだといって渡してみると、
男は普通に飲んでしまったため、疑惑は確信に変わった。

実は、男は味覚・臭覚がない障害を持っていた。
赤ちゃんの時、ハイハイして母親の元へ行こうとして、2階の階段から
転落したのがきっかけだった。
周りには障害をひた隠しにしてきた為、障害をもっていることに
気づく人は家族以外いなかった。
母親の不注意で障害を持ったと母を恨み続けていた男はアパートを訪ねてきた
母を殺し、鍋に入れ蝋で固めて押入れに隠したのだった。
でも、彼は人が死んだらどんな匂いがするかわからなかったのだった。

ラストはかなりうろ覚えだけど、女が死体は始末方法を考えてやるし、
誰にも言わないから、自分と一生一緒にいろと半ば脅して、男も従うしかないっていう感じだったと思う。


803 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/12(月) 01:46:51
>>790
乃南アサの短編集「花盗人」収録の
「向日葵」という話じゃないかな。

 

花盗人 (新潮文庫)
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