ホーム » 小説 » 小説/あ行 » 女を脅した男(ルース・レンデル)

833 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/29(木) 22:37:49
ルースレンデルの短編

ある男
郊外に住んでいて、これといった趣味も、楽しみも無く仕事と家を往復している。
住んでいるところは、駅からかなぁ~り歩く所。
ある日、家に帰る道のり前を歩いていたら、前を歩いていた女性が怯えたような行動。
???と思いつつ、もしかして自分が後ろを歩くことで怯えてるぅ!?って思う男。

それから男は家に帰る時、前に女性が歩いているとき、
女性が、後ろから来る男に怯え歩調を緩め後ろから来る男に追い抜いて貰おうとしているようだと、
自分も歩調をさりげなく緩め、彼女に歩調を合わせる。
男は、女に一切手も触れずに、ただ歩調を調節するだけで女を怯えさせることに喜びを見出す。

そして、段々エスカレートする男。
ある女の跡を歩いていた、女が怯え歩調を緩めると自分も緩める、女が立ち止まると自分も立ち止まる、
恐怖マックスになった女が通りかかった車を止め乗せてもらう。

後日、新聞を見る男。
自分が跡を付け車に飛び乗った女が殺されたという記事を読む。
(彼女は、みずから変質者の車に乗ってしまった)

自分が、彼女を恐怖に落しめる事がなければ彼女は「車の乗ることは無かった」
間接的に彼女を殺してしまった。
そして彼は、その趣味を止めた。


843 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/30(金) 03:11:46
>>833
後味悪い王道な話だね。
主人公の男の後味悪さが読んでる方にじわじわと来そうだが
まったく主人公に同情できないあたりがますます後味悪い。

844 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/30(金) 03:57:02
>833 を読んで思い出した実話。

>ある男
>郊外に住んでいて、これといった趣味も、楽しみも無く仕事と家を往復している。
>住んでいるところは、駅からかなぁ~り歩く所。
>ある日、家に帰る道のり前を歩いていたら、前を歩いていた女性が怯えたような行動。
>???と思いつつ、もしかして自分が後ろを歩くことで怯えてるぅ!?って思う男。

ここまでは、>833 とほぼ同じ。
ただし、「男」ではなくて、高校生の少年。
前を歩いていたのは、20代のOL。

少年は、OL が怯えているのに気づいて、追い抜いてしまおうと考えた。で、ダッシュ。
OL は恐怖に駆られて、脱兎のごとく逃げようとして、いきなり転倒。
打ち所が悪くて、頚椎(?)を痛め、全身麻痺の後遺症が残った。

OL は損害賠償を求めて、少年を告訴。
裁判の結果、原告の請求通り、6000万円の損害賠償を認められた。


845 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/30(金) 05:10:15
>>844
うわぁ、やるせない。
少年もOLも別にどっちも悪くないのがまた。

 

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