ホーム » 小説 » 小説/か行 » 今昔物語/女、乞丐に捕へられて子を棄てて逃ぐる語

146 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/05(水) 08:20:25
今昔物語の29話29の話

母と子が山道を歩いていると、後ろから乞食が二人ついてくる。
先に追い越させようと母と子が脇に避けて止まると、乞食二人も足を止める。
母と子は、恐ろしくなって足を早めて逃げようとするが、難なく乞食二人に捕まってしまう。
母が「金も荷物も全てあげるから私と子には危害をくわえないでくれと頼む。
しかし乞食は「お前の体もいただく」と言う。
母は、「実は夕べからお腹の具合が悪く、今も苦しいから許してくれ」と頼むも、拒否される。
「ならば、せめて今苦しくなっている、腹の中のものを出させて欲しい」、
と言うと乞食達もいたしている時に臭くなるのも、と思い始める。
母は「このように見られていては恥ずかしいので、あちらの草陰でしてきて良いか?」と聞くと
乞食は「逃げるだろうからダメだ」と答える。
母は「私の子を貴方方は掴んでいるではないですか。私が我が子を見捨てて逃げるはず無いでしょう」と言う言葉に、
確かに可愛い我が子を置いては逃げまいと乞食達は納得して母が草陰で糞をすることを許す。

母は、草陰にしゃがむと一目散に山道にかけだした。
たまたま武士の一行が通りかかり、母は今起きた事情を話すと、
武士達は乞食を成敗しようとその場所に向かった。
その場につくと、母が逃げたことに気がついた乞食達が腹いせに
子を二つに引き裂いて殺して逃げていってしまっていた。

武士達は、知恵を使って我が身の貞操を守るとは感心な女だと褒めた。

うろ覚えだけれど、こんな話。
昔と今では子供と貞操に対しての価値観が違う、とか言っていたけれど、
えぇ?と納得行かないものを感じました。

というか、今昔物語はかなり後味の悪い話多過ぎです。


147 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/05(水) 08:26:39
娘が可哀想だけど、母親の生きたいという気持ちもわかるしな・・・。
武士も母親を褒めるのは変だと思うが、だからと言って貶す訳にもいかないしね。
まぁ、乞食氏ね

 

今昔物語 (ちくま文庫)(現代語訳あり)
今昔物語 (ちくま文庫)
(現代語訳あり)
今昔物語集 本朝部〈下〉(岩波文庫)(原文のみ)
今昔物語集 本朝部〈下〉
(岩波文庫)(原文のみ)


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