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406 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/10(月) 13:53:28
定番の星新一。

美食家の富豪がいた。
ある日、きまぐれで場末のレストランに入る。
店主兼コックは無愛想な初老の男で、料理も定食屋の定番メニュー風なのに高い。

ところがその料理は、この世の物とも思えないほどの美味。
富豪は店主に、ホテルのシェフに推薦するとか、
自分専用のシェフになってくれなどと提案する。
しかし店主はつまらなそうに拒否するだけ。

あきらめない富豪の熱意に負けたのか、店主は秘密を打ち明ける。
メダルのついたペンダントを見せ、
「これには料理の精霊が宿っている。持ち主はすばらしい料理を作れる。あなたになら譲ってもいいが」
と巨額の金を要求。
自分の全財産に近い金。悩んだ結果、金を用意する富豪。

メダルと金を交換し「料理ができなかったら金は返す」という店主の前で、
料理を作る富豪。料理したことなどないのに手が勝手に動く。
すばらしい料理ができあがり、満足する富豪。
金を持って去ろうとする店主。

だがその料理は、どうしても富豪の口に入らない。
「そのメダルの持ち主は、自分の料理を食べることができないのです。
メダルから逃れるには、人に譲るしかない。
あなたも私のように店を出して、メダルを譲る相手を探すことです」
呆然とする富豪を置いて、店主は去っていった。


410 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/10(月) 15:25:57
気紛れでその店に行ったんじゃなく、部下が「すごいうまい店を見つけました」
って言うんで、じゃあその店紹介しろって事で一緒に行ったんだっけ。
どうやったって自分の料理を食べられないっていう
主人公の悲観みたいな描写はあったけど、
後味が悪いというか、あ~あ、どうすんだろ…って感じだったな。
でも要約うまいね。

422 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/10(月) 19:15:05
>>406
メダルの持ち主は富豪なんだから、さっさと他の人に
メダルを付けさせて料理人として雇えばいいんじゃん。
報酬さえ充分に払えば志願者なんていくらでもいそうだな。

424 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/10(月) 19:36:22
>>422
全財産取られてるよ

425 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/10(月) 19:46:03
>>406に書かれていないだけかもしれないが
メダルを譲る際に制約がないならいくらでもやりようがありそうだ

426 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/10(月) 19:56:31
それだけ旨い料理が作れるなら
テレビに出たりしてウハウハだ。

427 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/10(月) 20:04:42
延々グルメの富豪を渡り歩いてるんだろうしなあ、そのメダル。
今回の主人公も、単に人に譲るだけだと財産は戻ってこないから
同じパターンで行くんだろうし。

 

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