ホーム » 小説 » 小説/あ行 » ウラシマの帰還(栗本薫)

561 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/13(木) 01:24:22
栗本薫の小説で

その宇宙探査隊ははるか何百光年かなたの星の調査から帰ってきた。
亜光速で移動するためウラシマ効果により彼らが帰ってきたとき地球は何百年も経っていた。
隊員たちはすっかり様変わりした地球で下にも置かぬ扱いを受ける。
一人ひとり美女が付き十分旅の疲れを落とすことができた。
しかし主人公(隊員の一人)は自分たちがインタビューもろくに受けないことに疑問を抱く。
どうやら自分たちはばらばらに軟禁されているんじゃないかと思いだす。
他の隊員の事を聞こうと女に詰め寄ると、すでに他の隊員は自殺したと告げられる。
頑として自殺の理由を言わない女をさらに問いただすと、女はこう語りだす。

主人公たちが調査対象の星から帰る途中に、地球ではワープ航法が発明されたというのだ。
持って帰ってきたデータはすでに用無しであり、人類は銀河系に移民をし始めているのだ。

家族や友人を捨ててまで参加した計画に何の意味も無かったことを知った主人公だが
彼は他の隊員のように死を選ばず、酒と女に逃げる道を選んだのだ。

 

さらしなにっき (ハヤカワ文庫JA)
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