ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その50 » メディア(山岸凉子)

659 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/14(金) 23:00:07
山岸涼子の漫画、「メディア」。

両親が別居中(原因は父親の不倫)で、母親と暮らす女子大生。
母親は娘を溺愛しているが、溺愛するあまりにどこかずれていた。

・ 毎日娘に愛情込めた手作り弁当を持たせる
  (度々、娘は弁当を友人にあげて、自分は学食を食べていた)
・ 別居中の父親と喧嘩してヒステリーを起こし、家財道具を壊す
  (娘が外出中の時のことで、娘が帰って来たときにはそれの片付けをしている)
・ 父親との離婚がほぼ決定的になるが、
  そんな父親のコネで、
  娘の大手企業内定を相談無しに進める
(1,2番目の意味がわかりづらくてごめん……漫画だと不穏な空気が漂ってるんだ)

そんな母親に、娘が違和感を持ち始めたある日のこと。
娘は「魚になった母親(人面魚のようでグロテスク)を切り刻む夢」
を見てしまい、罪悪感を感じてしまう。

それから娘は、自分のことは自分で切り開きたいと思い、
母親に隠れてこっそりと海外留学の手続きを始める。
だが、準備が殆ど整ったところで母親に全てばれてしまう。
最初は取り乱していた母親だが、最後には娘の海外留学を認めた。

日本を発つ日が迫り、母親に手伝われながら荷造りをする娘。
するとふいに、母親が娘のふところに飛び込んで来た──包丁を手に。
胸を刺されて、倒れる娘。
泣きながら、「ごめんね、お母さんもすぐ行くからね……」と言う母親。

これで終わり。酷い文章で申し訳ない。
淡々と話は進むんだけれども、漂っている空気が妙にリアルで嫌だった。


660 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/14(金) 23:48:44
それが現実の事件がもとになってるから余計後味悪い

母への嫌悪感を夢に見た事で自覚して
「このままじゃお母さんを殺してしまうかもしれない」と
泣く泣く留学を決意し、勉強やアルバイトに励んだ結果が
無理心中って読んでてあんまりだと思った。
しかもあの母親はなんだかんだ言いつつ娘だけ殺して自分は生き延びそう。


662 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/15(土) 00:02:40
これのタイトル、どうして「メディア」なん?

663 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/15(土) 00:14:51
ギリシア神話にメディアっていう子殺しの女がいるから。
夫が浮気したから、腹いせに子供を虐殺してその死体を見せつけたという話。

欧米では結婚はあくまでも男対女のもので子供は派生物のようなもの。
対して日本人は子供が出来てからは伴侶よりも子供に執着するケースが多い、
と作中の大学の講義で語られ、引用としてメディアが紹介される。

 

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