ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その52 » 課長島耕作/第133話「すっぽん屋の女将の話」(弘兼憲史)

367 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/12(土) 14:44:51
漫画(出典不明)より

小学生の私と弟母親の3人暮らし。
父親は腕のいい職人だった。だけど女作って家族を置いたままどこかへ行っちゃったのね
残された母親は私たちを育てるため、女手一つでがんばってくれた

私たちは貧乏で身なりが汚かったので、よく苛められたわ。
そんなある時、家庭訪問をやることになって先生が我家にも来ることになったの。
私は母親に「恥ずかしいから先生に来てもらうのイヤだ」って言ったの。そしたら、ひどく叱られたわ。
「貧乏なんてちっとも恥ずかしくないんだよ。そんな情けないことを言うなんて、もううちの子じゃない」って。
「だってお母さん、うちは先生に出すお菓子も買えないよ」
「大丈夫よ、そんなこと子供が気にしなくても」「どうするの?」
「お母さんはね、こう見えてもおはぎを作らせるとうまいんだ。おばあちゃんから習ったんだから!」
「ほんと?」「ほんとうさ!先生には、とびっきりおいしい手作りのおはぎをこしらえて出すから安心しな」

家庭訪問の前夜から、母親は小豆を水に浸し、次の日は朝早くから煮込んでいた。
私と弟はわくわくしながらそばで見ていたの。
出来上がったおはぎをみんなで味見したら、それはもうとても甘くておいしかった。
あのときの味は今でも忘れないわ。絶対に先生も喜んでくれる、そう信じていた。

ところが、先生は出されたおはぎに手をつけなかったのね。
帰り際に母親が言った。「先生。手作りですけどお嫌いでなかったら、どうぞお召し上がりになってください」
「いえ、せっかくですが、今おなかがいっぱいなのでもらって帰ります。」
先生はそう言って紙に包んでカバンの中にしまったわ。
それから1時間後。私は土手下の草むらで遊んでいて、投げ捨てられているおはぎを発見した。
紙包みからはみ出したおはぎが無残に散らばっていたわ。
それが私の母が作ったおはぎということは、包んである紙を見てわかった。
どうして先生が捨てたのかいろいろ考えた。考えながら涙が流れてとまらなかったわ。

母が作ったおはぎが悪いんじゃない。
捨てた先生が悪いんじゃない。
貧乏が悪いんだ。


480 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/14(月) 17:09:37
>367
島耕作だったはず。

481 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/14(月) 17:15:46
>480
島さんじゃないよ。
同じ作者で人間交差点じゃなかった?
じゃなきゃハロー張りネズミ。

483 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/14(月) 18:07:15
>>480
自分は子供の時に読んだ「先生のつうしんぼ(宮川ひろ/作 )」か
「プゥ1等あげます(灰谷健次郎/作)」のどっちかの作中で、
先生が自身の子供時代の辛い体験として生徒に話してるのを覚えてる。
それではお茶受けは小さい羊羹だった。

この場面の荒筋としては、生徒がなにか用事で先生宅に行った時、
そのお宅から「お母さんなんか嫌いだ!ばかぁ」みたいな先生の声と同時に先生が飛び出してきて
びっくりした生徒が後を付いてくと河原でしょんぼり座る先生発見。
そばに行くと「あぁ○○君かぁ。…先生の相談にのってくれへんかなぁ」っつって
生徒が『大人なのに子供に相談って変な先生やな』~

って流れでその家庭訪問の話をしたと覚えてる(でも20年以上前の記憶だけど)。
でもこれでは貧乏だけじゃなくて、B関係も臭わしてたような…。
もう本も持ってないしこの部分は記憶違いかな。

でもこの系統のエピソードって多いんだね、人間交差点にもあるのか。
一番古いのってどれなんだろうね?


485 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/14(月) 18:19:01
って連投ごめんなさい、483です。
家系の何かがあったと思ったんだけど、B関係じゃなくって
先生は私生児だったような気がする。それで母に怒りを持ってたような。

496 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/14(月) 21:30:21
>>481
島だよ。
手元にある。

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