ホーム » 小説 » 小説/は行 » 廃墟にて(ロアルド・ダール)

83 名前:長文怖話(1) 投稿日:2006/09/20(水) 15:18:11
小学校のころ、教室の後ろのほうにある本棚に「学級文庫」って名目で数冊本が置いてあった。
休み時間になにげなく手にとって読んだ世界の怖い話集みたいな本に載ってたショート。

(覚えてるあらすじ)
大昔の東欧あたりのどっかの国で大飢饉と疫病が両方やってきて人々はパニックに。
ある日、一人の若者が空腹と疲れでフラフラになりながら彷徨ってると
村はずれの森の中で光を発見し近づくと浮浪者っぽいオッサン2人が焚き火をしていた。
辺りには肉の焼ける臭いがたち込めていた。
ちょっと違和感のある臭いだったが若者は空腹だったので「それを少し分けて下さい」と頼んでみた。
するとあっさりと「いいですよ」との返事。

するとオッサンの1人がこう言った。
「その代わり、順番が来たらあなたの腕か足を食べさせて下さい」と言った。
オッサンの足を見ると片足だった。隣のオッサンは
「次は俺の番だから約束として腕を1本食わせることになってる…」と呟いた。
若者はギョッとしたが背に腹は変えられず了承し肉をもらいかぶりつく。


84 名前:長文怖話(2) 投稿日:2006/09/20(水) 15:25:30
2~3日して少しずつ肉を食ってたがついに食べ尽くし
次のオッサンの片腕を切り落として肉を焼く。
若者はまた夢中でそれを食うが心の中でしだいに焦燥感が芽生える。

「次は俺の番か…」

しかしここを出ても宛てがないし外は疫病や暴漢があふれいつ死んでもおかしくない状況。
冷静な判断のできない若者は「これも運命か…」と諦め自分の番を待つ。
また2~3日してとうとう若者の番になる。若者は意を決して足を切り落とそうとしたが
ふいの来客に手を止め目をやると、そこには10歳くらいの少女が立っていた。

「お父さんとお母さんは死んじゃって身寄りがないの…。
 もう3日も食べてません。どうか私に食べ物を恵んで下さい…」

するとオッサンは若者に最初に語ったように“約束”の話を切り出そう
としたが、それを見ていた若者がさえぎって口を出す。
「ちょっと待て。もっといい方法がある…」

すると一瞬キョトンとしていたオッサンたちも次第に「あること」に気づき
目配せをしながら「なるほど」と呟く。
そしてオッサンたちと若者は少女を仲間に入れた…。


86 名前:長文怖話(後日談) 投稿日:2006/09/20(水) 15:29:26
以上が読んだ内容のだいたいの内容です。

うろ覚えなので忘れてしまった箇所や勘違いしてる点が
あるかも知れないけどストーリーの本意は間違ってません。
そして話は唐突に少女を受け入れる箇所で終わってるのが
後味悪くて今でも覚えてる要因です。
この話の本当の意味や若者たちの気づいたことやオチが当時は分からなくて悩みました。

誰かこの話を読んだことある人いますか?
時代は80年代前半から半ばくらいに出版されたものだと思います。
著者は外国の人でした。


88 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/20(水) 15:35:31
どこの国?アジア系は割と食人の話多いからな…きっと主人公が焼き肉に参加したときのように
少女にも肉を与えて分け合いの仲間にするか、自分が切断から逃れるために少女を食うかだと思うけど

>>86の解釈は?


89 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/20(水) 15:40:43
自分は女の子食っちゃうのかと思った

似た話で自分の番がくる時には力では負けないはずと気づいて手足のない人をヌッコロスのあったな


90 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/20(水) 15:46:45
するとオッサンは若者に最初に語ったように“約束”の話を切り出そう
としたが、それを見ていた若者がさえぎって口を出す。

んだから女の子を食べちゃうんだろうね
身寄りもない孤児だから消えても問題なさそうだし


92 名前:長文怖話(ラスト) 投稿日:2006/09/20(水) 15:50:51
>>88
舞台は東欧のどっかの小国だと思われます。著者もそういった雰囲気の名前の人でした。
確か東欧では大昔に飢饉があり貧しい村では子供が行方不明になる事件が頻繁にあったらしいです。
そのとき村人は「さらわれて食われたんだろう」
って噂話が絶えず出たとのこと。
それがモチーフになったと思われますが…。
挿絵は数点あって中世の騎士の時代よりあとの時代のような描写でした。

解釈のほうですが、なにぶん短編集で1つの話にスポットをあてたあとがきは無かった気がします。
なので真相は不明…。
子供のころは理解力が無かったので、単に若者が難を逃れるために少女を身代わりに食うって
ありきたりな発想したできなかったですが、大人になると色々想像はできます。
でもどれも矛盾点があるので(以下は自分の勝手な解釈)

・少女を身代わり説→ (その場で連鎖が終わってしまうのでオチとしては凡庸。
            しかも途中で話を切る意味がないかも)

・少女をレイプして妊娠させ、赤ちゃんを産ませて食う説
         → (連鎖はある程度続くけど生まれてくるまで待てないだろうw)

・少女を餌にして新たな来訪者を釣る説→ (これもオチとしては捻りがない)

自分としては作者は上記2番の「少女を妊娠させて連鎖を狙う」ってオチにしたのではないかと…。
矛盾は多いけどね。
少女は無垢なのでカニバリズムを前提とした妊娠にも「こういうものか」と受け入れるのでは?
成人女性だとモラル的に断られる危険もあるし。


95 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/20(水) 16:35:43
自分も少女って時点でレイプ目的かと思った。
赤ちゃんを食べるって発想までは無かったけど。

どっちにしろすっきりしない話だなあw


96 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/20(水) 16:41:53
みんな死亡

98 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/20(水) 16:52:49
その話知ってるけど
招き入れるところで終わって
内容は読者に任せるって感じだったよ

148 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/21(木) 12:51:14
>>86
亀レスですまんがその作品はロアルド・ダールの「廃墟にて」っていうショートショートだった気がする。
廃墟の町で医者が自分の足をノコギリで切って食べていて、周りの人も分けてもらうかわりに、次は
自分が提供するっていう話だった。それで最後は女の子が焼いた人肉の匂いに引かれて近づいてくる
っていうオチ

898 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/30(土) 21:30:38
>148
ダールの「廃墟にて」は>83-84のような下世話な話じゃない

 

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