ホーム » 小説 » 小説/た行 » 冷たい森の白い家(乙一)

368 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/05(木) 12:37:23
ある屋敷の馬小屋に1人の少年が住んでいた。
彼は幼い頃から馬小屋に住まわされ、食事もろくに与えられず育った。
ある時馬に顔を蹴られ、鼻がもげた。
血まみれの鼻をどうにかしてくっつけようとするが、無駄だった。
屋敷の人々は彼を化け物扱いし益々彼を避けた。

369 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/05(木) 12:43:26
ある時何も知らない少女がやってきた。
鼻がない少年に驚きながらも、彼女は少年に本を読んだり文字を教え
「あなたってとても頭が良いわ!」そう言って馬小屋に通った。
しかしある時から少女はこなくなった。そして彼は雀の涙ほどの金を渡され馬小屋を追い出された。

370 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/05(木) 12:46:02
街へ行けば化け物と石を投げられ殺されそうになり、彼は人を恐れ、人を殺してしまう。
それから彼は人を片っ端から殺した。そしてその死体で家を作ることを思い立つ。
森の中に死体でできた真っ白な小屋がたった。彼はそこでうずくまって暮らした。

371 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/05(木) 12:53:33
ある時、少女が小屋に訪れる。少女は小屋に行方不明だった弟の死体がはまっていることに気づき、
自分が変わりにそこにはいるから、弟の死体を家に返して欲しいと頼む。
彼はその願いをきき、弟をだしてその場所に少女をはめた。

373 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/05(木) 12:54:37
しかし彼は弟の死体を少女の家には運ばず、適当な場所に棄てた。
それを知らずに彼女は「これでお父さんが安心するわ」と泣いて喜んだ。
それから毎日彼女は色んな話を彼にきかせた。
しかし、ある日少女は喋らなくなり、血色の良かった肌は冷たく真っ白になった。

374 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/05(木) 12:56:29
彼は彼女をひきぬいた。それと同時に真っ白な小屋を崩れた。
それでも彼は構わなかった。少女の弟の死体は日にあたるところに棄てた為、
ドロドロに腐りはてていたが、彼はそれを掬い、少女の死体と共にフルーツを運ぶ荷台にいれ蓋をした。

375 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/05(木) 12:57:47
少女の家は弟のことを頼まれた時に、教えられていたので覚えていた。
そしてたどり着いた家は、見覚えのある屋敷だった。そしてある女性に声をかけられる。
その女性はは馬小屋にいた頃文字を教えてくれたあの少女だった。

376 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/05(木) 12:59:31
美しく成長した少女は、嬉しそうに長い旅からの帰りで、可愛い息子と娘に会うのが楽しみだと話した。

377 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/05(木) 13:02:18
そして彼の荷台を指差し、「そのフルーツとても臭いわ。腐ってるみたいよ。捨てておいて」と言って
彼をこの屋敷づ働かないかと誘った。彼はごみ捨て場に荷台ごと捨て、あの馬小屋にうずくまった。

要約下手でごめんorzこの話の全体のどんよりした雰囲気が忘れられない…


390 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/05(木) 16:08:54
むー、これ読んだな
乙一って、どう受け取っていいかわからない話が多い
全部読んだわけじゃないけど
エグイ展開や場面をとにかく淡々と書いてる印象
最後のどんでん返しのためにできる描写が少なくなるんだろうけど
肉付けが少なくて食い足りない感じ

391 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/05(木) 16:27:02
自分は、あの淡々と書いてある文章が想像力掻き立てられて好き。
濃厚だったり、説明的に書く作者は『自分に酔ってんだな…』と思う場合が多い。

人それぞれダネ


393 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/05(木) 17:05:25
乙一は主題がないからね。
そのへんが分かれ目だろうな。
読み終わった時に「で、何が言いたかったんだろう?」と気になる人には向かない。
個人的にそこが面白い作家だと思う。
ホラーでもミステリでも多少は作家の価値観や思想が反映されてるもんだけど、
乙一の小説からはそういう臭いがない。

 

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